木造建てのルーフバルコニー
今回雨漏り調査のご依頼を頂きました。まだ改修を行うには新しい建物だったのですが、調査をしたところ、バルコニーに亀裂を多数確認いたしました。木造で下地の挙動に防水層が追従できず破断していると考えられます。
防水層に求められる性能
1.水密性:防水層は水を透過させない性質、即ち水密性の高いことが要求されます。水密性は防水層を構成する材料や工法、施工の技能により異なるため、施工現場の状況や部位、時期などを考慮して適切な材料や工法を選択する必要があります。
2.下地挙動追従性:PC板等の板材系下地のジョイントやRC下地の亀裂は、構造体の動きや温度変化による伸縮により常に動きが生じます。また、構造体の接合部分なども常に大きな動きが生じます。この部分に施工される防水層には常に動きが作用しているため、これらに対応できる材料や工法を選択する必要があります。
3.耐薬品性:防水層は、雨や下地のコンクリート等に接触する為、酸やアルカリなどの耐薬品性能が必要とされます。また場合によっては薬品工場などにおいて薬品の影響を受けることがあるので適切な材料や工法を選択する必要があります。
4.耐候性:建築物の環境は地域や気候で異なるため、防水層は高温から低温迄の広い温度範囲で防水性能を維持しなければなりません。そのためには、地域や気候に適した材料や工法を選択する必要があります。防水材料はそのほとんどがアスファルト、ゴム、樹脂等有機材料~構成されており、高温で柔らかく低温では固くなる傾向があります。一般的に有機材料は、紫外線・オゾンなどによって劣化し、硬化、脆弱化します。防水層も劣化が進むと、硬化・脆化し伸び率も小さくなります。このため、次第に下地の動きや亀裂に追従できなくなり、破断に至る場合があります。保護剤や保護塗料を施すことは、防水層の耐候性を高める為のゆうこうな手段です。
5.接着性:強風時には防水層を引きはがそうとする力(揚力)が大きく作用します。防水層が飛散しないためには、この力以上の下地の接着力が必要となります。
6.耐外傷性:防水層には、強風による飛来物、鳥によるついばみ(鳥害)、他職による落下物などの物理的な外力が作用します。必要に応じて保護層を設けるなどの対策を検討します。
2.下地挙動追従性:PC板等の板材系下地のジョイントやRC下地の亀裂は、構造体の動きや温度変化による伸縮により常に動きが生じます。また、構造体の接合部分なども常に大きな動きが生じます。この部分に施工される防水層には常に動きが作用しているため、これらに対応できる材料や工法を選択する必要があります。
3.耐薬品性:防水層は、雨や下地のコンクリート等に接触する為、酸やアルカリなどの耐薬品性能が必要とされます。また場合によっては薬品工場などにおいて薬品の影響を受けることがあるので適切な材料や工法を選択する必要があります。
4.耐候性:建築物の環境は地域や気候で異なるため、防水層は高温から低温迄の広い温度範囲で防水性能を維持しなければなりません。そのためには、地域や気候に適した材料や工法を選択する必要があります。防水材料はそのほとんどがアスファルト、ゴム、樹脂等有機材料~構成されており、高温で柔らかく低温では固くなる傾向があります。一般的に有機材料は、紫外線・オゾンなどによって劣化し、硬化、脆弱化します。防水層も劣化が進むと、硬化・脆化し伸び率も小さくなります。このため、次第に下地の動きや亀裂に追従できなくなり、破断に至る場合があります。保護剤や保護塗料を施すことは、防水層の耐候性を高める為のゆうこうな手段です。
5.接着性:強風時には防水層を引きはがそうとする力(揚力)が大きく作用します。防水層が飛散しないためには、この力以上の下地の接着力が必要となります。
6.耐外傷性:防水層には、強風による飛来物、鳥によるついばみ(鳥害)、他職による落下物などの物理的な外力が作用します。必要に応じて保護層を設けるなどの対策を検討します。
ケレン作業
絶縁シートの敷き込み
改修用ドレン
塩ビシート
熱溶着
立ち上がり部分
施工方法はまず下地調整をおこない、プライマーを塗布します。その上にメッシュ状の繊維材を張り付けてウレタン防水を2層重ねトップコートで仕上げます。
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こちらの現場を担当しているのは私です
記事内に記載されている金額は2024年07月11日時点での費用となります。
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