


台風の次の日から雨漏りの電話ばかりで右往左往しています。
今回の電話は摂津市で2年前に施工した貸事務所です、2階のベランダの下あたりが漏れているそうです。
ベランダの下のクロスがめくれています、シミになっている所もあります。
ベランダからの可能性が高いと思われます。前回の工事ではベランダの防水はしていなかったので
残念です。お客様にはお勧めしたのですが貸事務所でしたので予算が取れず省くことになりました。
貸物件の場合は採算の関係もあり難しい判断になる場合がありますが結果的には前回一緒に防水
工事もしておいた方が割安になったと思います。結果論よりも早く雨漏りを止めなくては借り手様に
迷惑がかかるので出来るだけ早く処置しなくてはなりません。
これからベランダに上がり調査に入ります。


ベランダにはコーキングで補修した跡が沢山有ります。雨漏りしたので補修したようです。
補修後相当年数が経過しているようでコーキングが劣化しています。
クラックが発生しているのが確認できます。この状況では全体に防水工事が必要です。


応急処置的にコーキングでの補修跡があちこちに見受けられます。
賃貸物件は雨漏りしないとメンテナンスが後回しになりがちですが計画的な手入れが入居者に
迷惑をかけないことになります。今回の雨漏りの原因はこの状態から見るとベランダからの確率が
高い気がします。


笠木の接続部のシールが切れています。こういった所からも雨漏りの可能性が有ります。
そしてフェンスの付け根部分から雨が侵入することも有りますので可能性のある箇所は
完全に1つずつ処理していかなくてはなりません。それが防水工事を成功させる大事な
事です。


この建物にはベランダが2か所あります、そしてエアコンの室外機が5台ベランダに設置しています。
配線も床の上を這っていますので障害物を動かしながらの作業になります。
この現場は普通よりも室外機の数が多いので施工に時間が掛かりそうですね。
どんな作業手順で施工を進めて行くのか事前に考えながらベストな方法を模索
しながら確実に防水工事を完工させなくてはなりません。

ベランダには必ず排水の為のドレンが設けられています、土間の中では鉄管が使われている事が
多く見られます。年数が経過すると鉄管が腐蝕し穴が開いている場合も多々ありますので
改修工事の際には新しいドレンに入れ替えをします。ベランダからの雨漏りの原因では1番目が
クラックからのものと2番目がドレン廻りからの雨漏りです。雨漏りの可能性が有りそうな所は確実
に処理していきます。防水工事の評価は0点か100点のどちらかでしかありませんので緊張感を
持ちながら作業を進めていきたいと思っています。
記事内に記載されている金額は2017年10月29日時点での費用となります。
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