

天神橋筋商店街にある8階建てビルの現場調査の続編です。搭屋廻りの調査が終了しました。
今回は屋上全体とバルコニーの調査の様子です。屋上全体の防水は施工してから15年経過しているそうです。
シート防水で施工されています。トップコートが劣化して白っぽくなっています。
シート防水の耐用年数は約10年位が平均ですので今まで雨漏りしなかったのは幸運でした。
ゴムシートも進化しています。昔は加硫ゴム系が主流でしたが現在は塩ビシート系が主流になっています。
塩ビシートは温度変化や紫外線などの影響を受けにくい耐久性に優れた防水システムです。
加硫ゴムと違ってトップコートを塗る必要もなく長期間防水機能を発揮します。
太陽光を効率よく反射しヒートアイランド現象を抑制する効果のあるシートもあり省エネにも
貢献しています。工法も機械固定工法、密着工法があり下地の状態により使い分ける事が
出来ます。



搭屋外壁と屋上部分の取り合いに横にクラックが入っています。この部分も雨漏りの原因の1つに
なっている可能性がありそうです。この部分も施工範囲に含めます。
雨漏りをピンポイントで特定するのは難しい点もあるので可能性の有りそうな部位を1つ1つ補修
していく方法になります。雨漏り修理は基本的には長期にわたると認識してもらった方がいいと思います。
一雨ごと様子を見ながら実施していく事になるからです。1回の補修で止まる場合もあり様々です。
そして雨漏り調査において大事な点は建物の構造を知っておくという事です。
建築物は主に木造、鉄骨造、RC造に分かれますが構造によっては侵入した雨水の流れが変わり
ますのでその辺も把握しておく必要があります。言える事は複雑な構造になれば雨漏りのリスクは
高まるという事です。


引き続きバルコニーの調査をしています。2か所バルコニーが有りますがいずれも劣化が進んでいます。
パラペット部分にクラック数か所発生しています。この建物はRC造になります。
クラックから水分が侵入すると内部の鉄筋の腐食に繋がりますので早急に対策が必要です。
バルコニーは防水工事、パラペット塗装、シーリング打ちが工事の範囲内になります。


もう1か所のバルコニーの様子です。パラペットと外壁の取り合い部分のシーリングが剥離しています。
そして外壁にもクラックが発生しています。こちらは東面になり日当たりがよい面になります。
塗膜の劣化は主に紫外線による影響が高いと言われています。同じ建物でも面によって劣化具合が
変わります、日当たりのいい面ほど塗膜の劣化スピードは速まりますので注意が必要です。
こちらのバルコニー面の施工範囲は外壁塗装、防水工事、シーリング打ち、パラペット塗装になります。
記事内に記載されている金額は2017年11月03日時点での費用となります。
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