

台風21号の時に雨漏りがしたと連絡頂き早急に防水工事をする予定になっていましたが
職人の手が回らず遅くなってしまいました。あまり緊急を要する状態ではなかったので
待っていただきました。台風以後の雨では雨漏りはしていないという事です。
一番原因がつかみにくい状況ですね。屋上からの雨漏りの確率が高いので屋上を全面的に
塩ビシート防水で施工することになりました。現状はウレタン防水密着工法で防水されています。
施工後約10年経過するのでこの機会に全面的に防水する決断をされました。
屋上には障害物が有りませんのでシート防水に向いています。
塩ビシート防水は耐候性、耐久性に優れて防水材です、メーカーの10年保証もついていますので
安心して使っていただける防水工法です。


塩ビシートの継ぎ目は熱を加えてシートどうしを接着する工法です。
写真のようにこの機械は最高500度までになります。この熱でシートを溶かしながら接着して行きます。
平場部分は機械固定工法と言って丸い金具で1m置き位で止めていきます、全面的に密着しないので
膨れる心配もありません。金具で止める際にも特殊な器具で熱を加えて金具とシートを接着します。
1度密着すると2度と剥がれる事は有りません、強力な密着力を発揮します。
防水工事の工法も年々進化ししています。


これは立ち上がりからパラペットの先端になります。端末に金具を取り付けこの部分も特殊な機械で
シートに熱を加えて接着していきます。端末から雨水が侵入してシートが剥がれるケースが多々
有りますので端末はしっかり丁寧な施工が求められます。


屋上には排水口が何か所か有りますが現場調査に行くと泥などで詰まっている場合がよくあります。
排水口が詰まってしまうと屋上全体がプール状態になり下部に浸透し雨漏りに繋がりますので注意
が必要です。年に1回の点検と掃除をする習慣をつけてほしいですね。


パラペットの端末を融着機で熱風を送りながら接着していきます。この工法は抜群の接合強度を発揮します。
塩ビシート防水は夏場の太陽光を効率よく反射し屋上スラブの蓄熱を軽減させる遮熱シートも有るので
夏の暑さにお困りの方は一度相談して下さい。


防水工事に於いて障害物の有無で施工期間に大きな差が出てきます。
人間の出入りできる仕様になっている所にはフェンスが有りフェンスを支えている架台が有ります。
架台にはシートを貼る事が難しいので今回はウレタン防水の密着工法で施工します。
塩ビシートとウレタンとの複合防水工法になります。屋上の形状や障害物によって工法も変わり
最もベストと思われる工法で施工しています。
記事内に記載されている金額は2017年11月23日時点での費用となります。
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