

今日は外壁塗装前のシーリング打ちを行っています。
タイル調のALC板は凹凸が多いので職人泣かせですね。
平面のALC板に比べると2倍時間が掛かります。ALCの場合シーリング打ちが建物の命と言っても
過言ではありませんので丁寧な仕事が求められます。
手間が掛かる反面シーリング打ち、塗装工事が終わり仕上がりを見ると柄付のALC板は重厚な
感じがして見栄えもします。手間が掛かる分だけきれいに出来上がると遣り甲斐もあります。
これはシール材を打った直後ですこれからヘラで押さえて仕上げていきます。


シール材を充填したあとヘラで押さえながら整えていきます。
シーリングの打ち方には2種類の工法が有りますので紹介しておきます。外壁が窯業サイデイング貼りの場合は
両サイドだけの2面接着になります。建物の振動などに対処しやすいからという理由からです。
対処するという事はシール材が底まで接着していると振動した場合に底の部分が接着していない方が
シール材が柔軟に対処できるという事です。
一方ALC板のように底部分の接着が大事な建物は3面接着で施工します。建物によって目的が違うので
施工の方法も違ってきます。基本的にはシーリング打ちは10年毎と言われていますが最近は20年耐用の
シーリング材も出てきていますので塗装工事とのからみが有りますが検討の価値は有ると思います。


シール材を充填しヘラで押さえ整えていくとシーリング打ち完了です。ALC板なので3面接着になります。
建物によって多少の違いは有りますがALC板の場合シール材は幅20mmX厚み10mmで打っていきます。
これが基本的な打ち方です。一昔前ではシール材の所が黒く変色している建物が沢山有りました。
シール材の弾力を保持するための可塑剤が汚れを引き寄せ黒くなる原因になっていました。
シール材も最近は改良されノンブリードと言って汚れの原因と言われる可塑剤が含まれていない
シール材が主流になっています。


廊下の仕切り板にアクリル板が使用されています、アクリル板をとめるビートゴムが劣化し剥離しています。
当面は建物に直接影響はないと思われますが隙間から水分が侵入するので腐蝕に繋がる可能性もあるので
取り替えをお勧めします。周りが鉄製になっていますので腐蝕しやすいのも気になる所です。
鉄部の塗装は10年毎と考えがちですが鉄部は外壁ほどの耐久性が無いので4~5年毎の塗り替えを
お勧めします。
記事内に記載されている金額は2017年11月30日時点での費用となります。
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