


先月から高槻市で施工しているALCリブ仕様の外壁塗装の現場です。思ったように進みませんね。
リブ調の外壁は目地部分が多くて窪んだところまで塗布しなければなりませんので時間がかかります。
そして色目も濃いブルーのため上塗りを2回塗っても透ける所が出てきます、ほとんどの面が3回塗りに
なりました。予想よりも透ける所が多くなり苦労しました。どんな現場でも完全な仕事をするのがプロの職人
です。弱音を吐くわけにはいきません、満足できる仕上げになるまで責任を持って仕上げていきます。
濃彩色の場合塗料の種類によって透ける場合があります。今回はフッソ塗料で施工していますがいままで
使ったことが無い色調だったので予想以上に時間が掛かってしまいました。
かなり思い切った色なので仕上がり後シートをめくるのが楽しみですね。
一部分は出来上がりましので色調をご覧ください。



この建物は3階建て賃貸マンションです。外壁はブルーで廊下廻りはオレンジ色で仕上げます。
ブルーとオレンジのツートンカラーになります。かなり思い切った配色ですね。
塗り替え工事でのトラブルの多くは色に関してのことが多く占めます。お客様との色きめの際にアイボリ―
にしたい、サッシの色より少し濃いめとか言われるケースが有りますがそういう場合でもメーカーの色番号
や日塗工の色番号で決める事が後々のトラブルを避けるために大事なことです。
この日塗工の見本帳は1954年に制定されて現場に持って行けるポケット版も発行されていますので
気軽に現場でお客様との打ち合わせに使う事が出来ます。トラブルを避けるためには必要なものになります。
この日塗工の見本帳の有効期限は3年と定められていますので適時更新し最新版を使うようにすることです。
一般的には色きめは見本帳などの小さなもので決める場合が多いと思いますが実際に外壁に塗るとイメージ
が違う場合があるので試し塗りや大きめのカットサンプルを作り見てもらうことでトラブルを未然に防ぐように
努めなければなりません。お客様は最低でも10年位は決めた色で過ごしていくわけですからお客様の
身になってアドバイスと慎重に色きめのお手伝いをするように努力しなければなりません。


今回の外壁の塗り替えは旭硝子のフッソ塗料を使用しました。外壁塗装の場合は出来るだけ耐候性のいい塗料を
使うべきです。塗り替えサイクルを長くすることにより長期的に見るとコスト面や煩わしさを考えるとメリットは充分に
有ります。しかし外壁だけで考えるのではなく建物全体の長期保全計画を立てなくてはなりません。
外壁は耐候性のいい物を使うとしても建物にはスチール製の建材もありこの部分の塗り替えをどうするかも
総合的に検討しなければ意味が有りません。スチール部分も耐候性のあるもので塗装するのも一つの考えですが
費用の面も検討しなければなりません。それには足場架設費用が大きく関わってきます。
足場が無ければ施工できないスチール部材が有る場合は外壁とスチール部材は同じぐらいの耐候性の有るもので
統一しなければ意味が有りません。今回の現場のスチール部材は階段と屋根です、足場が無くても塗れる場所
なので耐候性のいいフッソ塗料は外壁のみにしました。建物は長期にわたっての塗り替えを考える事が大事です。
記事内に記載されている金額は2017年12月13日時点での費用となります。
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