

先日から着工した高槻市のK様邸外壁塗装工事の現場です。
今まで天気も良く順調に進んでいます。養生も終わり本日は下塗りを行っています。
基本は微弾性フィーラーという下塗り材をローラーで塗っていきますがローラーが入らない隅部分は刷毛を使って
塗り込んでいきます。外壁塗装は基本3回塗りになっています。どの工程も大事な工程ですが下塗りは
接着剤の役目を担っている大事な工程です。隅々までの塗りにくい所まで丁寧に塗り込んでいく必要が
有ります。隅々の接着力が弱いと劣化の進みが早くなり剥がれや浮きの原因になり耐久性に問題が
出てきますので隅々まで完全に塗り込むことを心掛けて施工していきます。
下塗り材の種類は沢山あり下地の種類、使用材料、仕上げ模様などによって選定していきます。
今回の下塗り材は日本ペイント製微弾性フィーラー、弾性エクセルを使用します。
弾性エクセルの特徴はALC板に相性がよく多少のクラックにも追随する優れものです。


隅部分の刷毛塗りが終わると平面な所はローラーで塗っていきます。一昔前まではすべて機械で吹付け
ていく工法でしたが最近では近隣への飛散を避けるためローラー塗りが主流になっています。
ALC板の場合工場生産品であるため一般的なモルタル壁とはアルカリ成分の中性化の程度や
含水率の低下程度に違いが有るので下塗り材の選定を間違うと塗装仕上げ面にムラが生じる場合
があるので慎重に選ぶことが大事です。
ALC板は中性化されているが、表面が粉化性のため吸水性が非常に高く塗膜の密着性が悪い
という特性が有るのでその辺を理解した上で下塗り材の選定をしなくてはなりません。
そして新設の場合、塗り替えの場合によっても下塗り材を使い分けなければなりません。


下塗りが完了しました。乾燥を待って次の中塗りを行いますが乾燥時間と塗り重ね可能時間を考え
ながら中塗りをするタイミングを計ります。塗装する場合塗り重ねが何時間以上経過後何時間以内
と決められた時間内で塗っていかなければならない決まりが有ります。
塗装工事の場合乾燥状態を4パターンに分ける事が出来ます。
1.指触乾燥
2.半硬化乾燥
3.硬化乾燥
4.実住硬化乾燥
以上の4種類に分かれます、その中で次の工程での塗り重ねをする可能な時間は2番目の半硬化乾燥
でのタイミングになります、それよりも早く塗るとちじみ、溶解などの現象が発生します。
塗り重ねのタイミングに一番適しているのは半硬化乾燥の時期に当たります、この間は硬化反応が
開始し、進行し始めた段階で、工程間の層間付着性が良好に発揮できる状態になっています。
逆に硬化乾燥後に次の工程を塗り重ねすると付着性に悪化を及ぼすことが有るので
半硬化乾燥の段階で行わなくてはなりません。
記事内に記載されている金額は2018年01月07日時点での費用となります。
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