
築40年以上のRCの建物です。経年劣化によるひび割れ(クラック)が目立つので、表面を平にする為に左官工事でモルタルを塗り、下地を平に調整します。

横からの向きです。遠くからでも細かいクラックがたくさん入っているのがわかります。

実際に足場に登り近づいてみると、このようによくひび割れが見えます。壁のひび割れは建物が雨漏れする前兆です。今回の現場はすでに雨漏れしているとの事なので、隅から隅まで徹底的にヒビ割れを補修していきます。まだ直接雨漏れの原因とは限りませんが、原因の一つとみて間違いないでしょう。

まず、壁の塗膜が浮いているところを探し、剥がせるところは剥がして平にします。

塗膜は中途半端に剥がれている場合も全部剥がします。はがすとひび割れを中心にこのようにはがれていきます。塗膜と下地の段差ができるのでここをモルタルを塗り補修していきます。

小さい剥がれがたくさんでてきますが、一つずつしっかりと剥がして、モルタルを塗っていきます。

左官で補修する事により塗装完成後に塗膜が剥がれた後の凹みがなくなります。

この工程がないと壁が剥がれ落ちたりするのでとても重要な工程になります。

非常階段の踊り場の下の見えない部分もモルタルで補修しています。

クラックは、外壁の塗膜が紫外線や風雨によるダメージにより、長い年月をかけてヒビが入るパターンと、地震や目の前の道路を通る車の振動などにより、建物の中から亀裂ができてしまうパターンがあります。特に後者の場合はヒビが大きく内部まで達している可能性があるので補修の仕方も変わってきます。今回は大きな亀裂もなく塗膜のクラックがほとんどでした。
記事内に記載されている金額は2018年01月12日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。