

高槻市のY歯科ALC3階建ての建物です。現場調査へ行ってきました。外壁はALCのリブ調になっています。リブ調の目地部分はローラーではうまく塗れないので、目地部分は刷毛塗り、その他はローラー塗りになります。目地が深いので、刷毛、ローラーを使い分けて施工していきますので手間が通常の倍近く掛かりそうです。
屋根葺き替えの現場調査も同時に行いますが、屋根の勾配が5寸以上ありそうなので屋根も足場が必要になって来ます。現状の屋根はカラーベスト葺きになっており、次回の葺き替えはカバー工法のカラーベスト葺きで提案する予定です。
カバー工法は既存の屋根材の上から、新しい屋根材で葺き替えする工法です。廃材を出さないので地球環境に優しい工法として、最近取り入れる場合が増えています。費用の削減にもなり、工期も短く、廃材の処理問題も無く、3方よしの
優れた工法です。
古いカラーベストの場合アスベストが含まれている可能性もあるので、既存のカラーベストを撤去する場合は、その辺も注意が必要です。
今回はカバー工法で既存の屋根材は撤去しないので心配は有りません。


外壁のALCリブ調の写真です。目地が無数にあるのが確認できます。見ただけで圧倒されますね。目地1本、1本刷毛と
ローラーを使い分けて仕上げて行かなくてはなりません。時間のかかる作業になりそうですが、仕上がると豪華な感じで見栄えはよくなると思いますので、出来上がりが楽しみです。
ALC目地はシーリング打ちが必要です。目地にはクラックが確認できます、目地すべて1本1本シーリングを打っていきます。ALC板は断熱性、耐火性に優れた外壁材として採用される建物が増えています。
ALC板自体は防水性能はほとんどありませんので、必ず防水塗装を施す必要が有ります。ALC板の中には無数の気泡があり、その部分で断熱性を確保しています。塗装なしでは雨水が浸入し、すぐに雨漏りしてしまいます。そして一番重要な継ぎ目部分の防水対策はシーリングに頼っています。経年劣化でシーリングが劣化してヒビ割れすると即、雨漏りに繋がるので、定期的なシーリング工事と外壁の塗装は欠かすことが出来ません。


ALC板の場合はクラックが入るとしたら、ほとんどが目地のシーリング部分の劣化が原因でクラックが入ります。目地のクラックを長く放置しておくと非常に危険です。雨漏りのリスクが非常に高くなるので早めの点検とメンテナンスが必要です。ALC本体にクラックが入る事はほとんどありませんが継ぎ目の目地部分の防水はシーリングの劣化が原因でひび割れが起こります。
雨漏りするまで放置すると内部の補修工事も必要になりコストもかかり得策では有りませんので、すこしでも異常を発見したら、早めに対策を取った方が結果的には安上がりになります。建物の耐久性を上げるには定期的な点検とメンテナンスが不可欠です。
記事内に記載されている金額は2018年03月20日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。