
阪神大震災以降軽量で地震に強いという理由でカラーベストの
普及が進んでいます。
カラーベストとはセメントを圧縮成形したものです。
2000年以前のものにはアスベストが入っていましたが
2000年以降の商品にアスベストは使われていません。
コロニアルとも呼ばれています。

カラーベストの塗り替えでのトラブルも多々ありますので
信頼できる業者に依頼することが重要です。
トラブルの内容で一番多いのが塗装後1~2年での剥離です。
いろんな原因が考えられますが多いのは洗浄不足です。
密着の悪い塗膜が残っているとその部分から剥離する
ケースが有りますので洗浄は時間をかけて確実にすることです。
そして次に多いのが下塗り不足です。
15年以上経過しているカラーベストは塗膜の劣化が進んでいます。
下塗りを1回しても吸い込みが激しくてそのまま中塗りをしても接着不足
になります。その結果数年で剥離がおこります。
吸い込みが激しい場合は下塗りを2~3回する必要があります。
表面が光って来るまで塗り重ねることです。

下塗りは吸い込み状況によって2~3回重ね塗りをしなくてはいけません。
高圧洗浄、下塗りによって屋根塗装の耐久性が大きく変わってきます。
下塗りの吸い込みが収まり光ってくると完了の目安になります。
あとは十分な乾燥時間をとり中塗りに備えます。
中塗りの前にはタスペーサーを入れることを忘れずに行いましよう。
タスペーサーとはカラーベストの重なり部分に塗料が詰まらないように
挿入するプラスチックで出来たものです。
タスペーサーを使用しないと雨漏りの可能性が出てきますので必ず
取り付けましょう。

中塗りと上塗りは同じ材料を使用します。
中塗りは材料を惜しまずたっぷり塗っていきます。遮熱塗料は
一般の塗料に比べると厚塗りになります。塗り方次第で遮熱
性能が変わってきますので塗料の使用量は仕様書通りに施工
することが大切です。
2階の室内の温度を下げる方法として換気棟を付けるという方法と
屋根裏換気をするという工法があります。
どちらもリフォームで取り付け可能ですので夏場の暑さ対策を
お考えの方は業者に一度相談された方がいいと思います。

遮熱塗装の上塗りの完了です。
施工前は屋根の上に乗るとかなり温度が上昇しているので
足の裏が熱かったのですが施工後はひんやりしていますね。
ここで遮熱と断熱という言葉をよくお聞きになると思いますが
どう違うのでしょうか、簡単に説明しますと
遮熱とは太陽の熱を反射し遮断することです。
断熱とは熱が通過するのを防ぐことです。
したがって遮熱塗装は夏場は効果的ですが冬場の寒さを
防ぐ効果はありません。
断熱の場合は夏、冬一定の効果はあると思います。

屋根塗装をする場合は足場が必要になります。
勾配が比較的緩やかな場合は足場なしで施工する業者もいると思いますが
安全第一で施工するのであれば足場は絶対必要です。
高所での作業は安全対策を第一に行うのが基本です。
足場を組む場合普段できない作業もセットで考慮する
方が賢明です。
たとえば樋の点検修理、空気口の点検、軒裏の点検修理、
2階部屋のエアコンの取り替えなど普段できない作業をこの
機会に一緒に行えば効率的です。
特に樋の勾配調整や傾きの修正などはこの機会に徹底して
点検、調整をしてもらいましょう。
記事内に記載されている金額は2017年07月26日時点での費用となります。
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