
吹田市の賃貸マンションで3階の部屋が雨漏りするので調査してほしい
との依頼が有り調査に行きました。
現状はカラーベスト屋根になっています。
カラーベストに多数のひび割れが見つかりました。
そして前回屋根塗装をしていましたが縁切りが不十分ですね。
いくつかの不具合が重なったのが雨漏りの原因と思われます。

棟板金とカラーベストとの取り合いも隙間が空きすぎています。
雨漏りの場所から考えて今回の雨漏りとはあまり関連はないと
思いますがこれだけ隙間があると風雨の強い日には漏れる可能性
が有ります。下にルーフィング(防水紙)ありますのですぐには漏れない
と思いますが長年放置すると可能性は高くなります。
現状でもいくらかは雨が入っていると思います。
気がつかなのが怖い所です。

雨漏りしている場所の上あたりにもヒビ割れが多数あります。
今回の雨漏りはこのひび割れの可能性が高いですね。
カラーベスト自体もかなり劣化しているので葺き替えを検討してもらった
方が長期に考えるといいと思います。
何種類かの材料と工法で提案させて頂きました。

ガルバリユウム鋼板カバー工法で施工する事になりました。
カバー工法とは既存の屋根の上から屋根材を貼っていく工法です。
廃材を出さず地球環境にやさしいエコな工法です。
古い屋根材にはほとんどの材料にアスベストが入っています。
アスベストの撤去処分には高額な費用がかかるのでカバー工法
が主流になってきています。
まずはルーフィング貼りからスタートします。

ルーフィングを全体に貼りガルバリユウム鋼板を貼っていきます。
ガルバリユウム鋼板とはアルミと亜鉛で構成された鋼板です。
従来の鉄板よりも耐久性にすぐれ錆びにくく軽量なので施工が
しやすく最近は需要が伸びています。
屋根材としても軽量で扱いやすく金額的にも比較的安く施工できるので
人気があります。

ガルバリユウム鋼板は専用ビスで固定します。
1枚のサイズは約3mX310になります。
重量は㎡あたり5kgです。軽量なので建物に負担がかかりません。
耐久性もあり約30年といわれています。
カバー工法の場合屋根が2重になり断熱性もアップします。
デメリットとしては金属のため雨音が日本瓦に比べると室内に
響くことです。
メリット、デメリットをよく理解して採用するか判断しましょう。
記事内に記載されている金額は2017年07月31日時点での費用となります。
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