施工前の状況


こんにちは!
先日、モルタル壁から金属系サイディングに張替えを行ったお宅にて屋根の葺き替えも行いましたので、そちらのご紹介もさせていただきます。
まずは施工前の状況ということで、上二つの御写真を御覧ください。
最近では少なくなってきましたが、一昔前には多かったトタン屋根ですね。このタイプの屋根は『瓦棒葺き』と呼びます。
特徴としては和瓦や陶器の瓦に比べて軽量という点があります。この独特の景観が好きという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、一昔前の様式という事で欠点もあります。
それは、屋根上で縦に伸びている棒の様な物、これを『瓦棒』と呼ぶのですがこの中には心木(しんぎ)という木材が入っています。
それに釘を打ち込み、表面の板金を留めているのですが釘が浮くとそこから水が浸入し心木を腐らせてしまうのです。
また、昔の屋根材ですので消音材等が入っておらず雨音が耳に付くという点もあります。更には防錆性能もあまり期待できず、錆が発生すると穴が空き雨漏りにつながるなんて事も…。
今回御依頼いただいた方は、「築年数が結構経っている建物の為、外壁も屋根も一新したい!」との事で御依頼いただいた形でした。
それでは、作業の流れを見てみましょう!
まず初めに…

既存の屋根を剥がす作業から入ります。
細かい部分は省きますが、上の写真が既存の金属屋根を剥がした状態となります。
この黒い紙は防水紙でして、写真を見る限りですとそこまで酷く痛んでいるというわけでは無い様子ですね。
築年数が経っている様なお家ですと、結構この紙自体も傷んでいたり、更にはその下の野地板と呼ばれる板材も傷んでいたりします。そうすると雨漏り等に繋がったりしますので、そうなる前に定期的な御手入れが必要、という訳なんです!
改質アスファルトルーフィング!

今回は下地(防水紙や野地板)に痛みがあまり見られなかった為、そのまま新しい防水紙を上張りする形を取りました。
屋根の上の黒い紙が防水紙(アスファルトルーフィングと言います)ですが、近年は更に改良されたものが出てきているんです!
その名も『改質アスファルトルーフィング』!
そのまんまの名前ですね…。でも、その性能はすごいんです!
昔の防水紙が厚紙の様な質感で経年劣化で破れやすい性質だったのに対し、こちらは柔軟性を持たせて破れにくくした物なんです!
これを貼る事で、大切なお家を雨漏り等から守ってくれるという訳ですね。
いよいよ…

ルーフィング作業(新しい防水シートを貼る作業)が終わりましたら、いよいよ、新しい屋根材を取り付けます!
今回使用したのは、ディートレーディングさんが扱っている、『ディーズルーフィング・エコグラーニ』です。
こちらはジンカリウム鋼板の屋根材となっており、ガルバリウム鋼板同様耐久性に秀でている素材です。ジンカリウム鋼板とガルバリウム鋼板、何が違うのかという話はまた後日にでも…。
こちらのディーズルーフィング・エコグラーニは消音材が入っているタイプではありませんが、表面の砂粒状の吹付材が消音効果を発揮しますので、トタン屋根のように雨音が響くといった事もありません。
完成!


この調子で屋根材を貼り付けていって、最後に棟部分を仕上げて終了です!
どうでしょう?
瓦棒葺きだった屋根が見違えるように変わり、よりモダンな感じに生まれ変わりました!
この変わりようにご依頼主様も大変満足されていました。
当社では一級建築士が在籍しており、更には二級建築士を所持している現役の大工も在籍していますのでこのような葺替え工事や先日ご紹介したサイディングの張替えにも対応が可能となっているだけでなく、仕上がりにもきっと満足いただけると思います。
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記事内に記載されている金額は2019年02月26日時点での費用となります。
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