上尾のお客様からお電話がありました。
築40年ほどで約10年前に外壁塗装は行ったそうですが、
「屋根の下の部分(破風板・鼻隠しなど)や屋根の天井部分(軒天)の塗装が剥がれて汚れて来ているので、見にきて見積もりを頂きたい。」とのご連絡です。
早速無料点検にお伺いしました。
屋根点検
こちらのお宅の大屋根は日本瓦屋根です。
日本瓦は、お茶碗・お皿と同じような焼き物ですので塗り替えメンテナンス不要になりますが、屋根の上なので、瓦が割れていたり、ずれていたりしてもすぐ気づかず、雨漏りにつながってしまうことも良くあります。
こちらのお宅も、お客様のご意向伺った後、はしごを使い屋根点検から行いました。
皆様も外壁塗装だけを検討される場合でも外壁点検の際には、屋根の点検も合わせて行うようにしてください。
ご覧頂いて分かるでしょうか?
屋根のてっぺんは、大棟に当たる所ですが、まっすぐでなくては ならない棟瓦が歪んでいます。そして、その下に重ねてある「熨斗瓦」がズレて はみ出ています。
これは、2011年の地震の際に起きたものだと思われます。
瓦の空間などには、漆喰と言われる土と接着剤をあわせたような素材で埋めてありますが、こちらの漆喰は劣化して縮み欠け落ちています。
これらの不具合は、棟瓦の積み直しで、解消されます。
屋根周囲点検
破風板点検
お客様が気になられている※破風板です。塗膜の劣化起こり、防水力が無くなり色あせています。
※破風板とは、屋根の妻側(山型になっている側)の屋根すぐ下に取り付けてある板状の部分です。名前の字の通り風の抵抗を受ける場所ですので、劣化も早くなりがちなところです。
鼻隠し点検
こちらもお客様が気にされている屋根の下(こちらは※鼻隠しと言います)で※チョーキング現象が起き、塗膜劣化を表していました。
※鼻隠しとは、横向きの雨樋(横樋・軒樋)がついているところにある板状の部分です。
※チョーキング現象とは、塗装してある部分を触ってみると白い粉がつくことを言います。塗膜の粉がチョークのようなので、チョーキング現象といいます。原因は、日光の紫外線、熱、風雨、他による経年劣化によるものが多いです。
この現象が起きてくると、塗料の性能が落ちているので、耐久性・防水性がない為、雨水を弾かず、苔カビも発生し、痛みが内部にまで及んできます。
チーキング現象が起きていたら、塗り替え時期が来たと思ってください。
軒天点検
こちらもお客様が気になされている場所※軒天状況です。
塗膜の劣化で、ここは、ペンキがぴらぴら細かく剥がれています。
網戸のメッシュが置いてあるのは何だろうと思われたと思いますが、この部分には、隙間があり、小鳥や小動物の侵入除けの為に置かれたものです。これは、見栄えも良くありませんので、メッシュを取り除いての要補修箇所です。
※軒天とは、軒の天井部分。外壁より はみ出している屋根部分の裏側にあたります。
外壁部分
雨戸も塗膜は劣化で色褪せています。
モルタル外壁風のパネル外壁です。
外壁の塗膜も劣化して※チョーキング現象が起きています。
目地もシーリング材が劣化で痩せて亀裂も入っています。
無料点検後
こちらのお客様には、外壁の塗装、付帯部分(軒天・破風板・鼻隠し・雨戸・軒天など)の塗装、屋根棟瓦積替え補修、他の工事が必要とご説明しました。
お客様から本日のうちにアンケート回答を頂き、「現実的な、信頼感のあるアドバイスで良かった」と嬉しいご回答いただきました。
記事内に記載されている金額は2020年04月26日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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