上尾市のお客様の施工です。3階のバルコニーから1階のキッチンへ雨漏りがあったようです。
バルコニーにはFRP防水が施されていましたが、築10数年になり、今年の突風と大雨の際、排水口が詰まって雨水が多量に溜まってしまっていたそうです。
ベランダ床の表面は、トップコートと呼ばれる、防水の塗料が塗布してありますが、だいぶ劣化していました。
雨漏りの事もありますので、防水下地から、補修を行う事にしました。
今日は、そのFRP防水補修のうち、下地の構造用合板を敷き詰める作業を行います。

◎防水補修施工前のバルコニー
先日ベランダ等の床材を撤去した後の状態です。
防水下地のベニヤ構造用合板張り

◎ベニヤ構造用合板を寸法通りにカットします。
構造用合板とは?ベニヤ合板の3種類
※構造用合板
構造用合板とは、建築物の躯体に使用しても良い用に、いろいろな規格に合格したベニヤ合板です。通常5層で出来ていて厚さ12mm大きさ910mm×1820mmです。
ベニヤ合板には、この他に、大きく分けて2種類あります。
※ベニヤ板
一つは、一番広く出回っている、ベニヤ板です。
これは、ご承知のように、ベニヤ(木材をかつら剥きのように薄くけずったもの)を3枚あわせたものです。
※コンパネ
もうひとつは、コンクリートパネルを省略してコンパネと呼ばれているものです。
これは、コンクリートの建築物を作る際、枠を作りコンクリートを流し込むコンクリート型枠用ベニヤ合板です。5層で出来ていて防水性はありますが、反りがあることも多く、表面は粗くできています。厚さは12mm大きさは900mm×1800mmです。
こちらで使用した合板は、正式には、ラワンの構造用合板です。躯体で使われてもよい、規格に合格した合板です。反り返っていたり、表面がざらざらであったりでは防水工事に適していませんので、コンパネは使いません。
バルコニー端の部分は45度にカット
バルコニー床端まわりの立ち上がりの部分は斜めに施工してあります。
そのため、立ち上がりに面した木材は、45°にカットして取り付けます。

45°カット断面


立ち上がり部分にピタッと設置出来ました。

コーナーの防水用合板張り
合板のビス止め

厚さがコンパネと構造用合板は同じ12mmですのでコンパネ用ビスを使用します。

構造用合板のビス止め
構造用合板張り完了

構造用合板張り完了です。隙間なくきれいに合板が敷き詰められました。
この上に、FRP防水施工をします。
記事内に記載されている金額は2018年08月04日時点での費用となります。
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