こちらの屋根はスレート瓦(カラーベストや商品名コロニアルと同じ種類)です。
スレート屋根が劣化してしまうとコケや藻などがよく着いていますが、それは、表面に施した塗装の膜が劣化し水分を弾けなくなり、雨が降った場合、水分を含んだ状態が長く続いてしまう為に起きてしまう現象です。
この劣化した瓦に塗料を塗布しても瓦が吸い込んでしまい表面にはほとんど留まらないのでは、困ります。
従って、シーラーと呼ばれる下塗り材を使い、劣化した瓦の表面を塞ぎ=シールします。
こちらのお宅で使用するのも、シール機能がある下塗り材、アステックペイントの「サーモテックシーラー」です。
「サーモテックシーラー」は、塗料の性質名称を「弱溶剤系二液屋根外壁用遮熱変形エポキシ系下塗り材」といいます。
訳しますと水性ではなく、A液B液を併せて使う、屋根や外壁用の、遮熱性を持った、密着性や耐久性に優れた変形エポキシ系の、下塗り材ということです。
下塗塗料なのに遮熱性を持っていますので、こちらのお宅には、上塗り塗料に遮熱塗料の「スーパーシャネツサーモSi」を使用しますので、遮熱効果は、ダブルになります。

大屋根の一番上棟板金辺りの下塗り作業です。
見ての通り、この屋根には太陽熱の発電機が取り付けてあります。
屋根の塗装の事だけを考えますと、この発電機を一時取り外して塗装しなければー と思いがちですが、それを行うには、設置した専門業者へ依頼し、かなりの額の経費と不具合を起こすリスクを伴い現実的ではありません。
スレート瓦の劣化因子の一番である太陽光が当たるところ=見えている所のみ塗装します。

下屋根の下塗りも終わりました。
瓦の重なり際の部分は、先に中塗り塗料の「スーパーシャネツサーモSi」を塗っておきました。
記事内に記載されている金額は2018年12月31日時点での費用となります。
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