スレート瓦の状態は、経年劣化で表面の防水力が低下しています。
又、写真の丸印でお分かりのように、スレート屋根の棟板金を取り付けてあるクギが緩んで抜け落ちそうな箇所が、多く見られました。
このまま放置していると、昨年の様な台風や強風時によく見られた、屋根の棟板金が飛ばされてしまう事になりかねません。
屋根に取り付けてあるアンテナからの錆で、スレート瓦が汚れています。
ソーラー温水器も取り付けてありますが、お聞きするともう使用されていないようです。
温水器はかなりの重量がありますし出来れば、屋根塗装時に取り外す事をお勧めします。
スレート瓦の防水力が無くなっているため北側の部分には大量の苔カビが発生しています。
外壁は、写真で見ると一見きれいに見えますが塗膜の劣化は進んでいました。
太陽光の多く当たる2階の外壁は塗膜が剥がれかけてきています。
屋根の妻側ケラバに設置してある破風板の塗装は、ほとんど剥げ落ち 防水機能はなくなり基材の木材もだいぶ傷んでいます。
こちらのお宅の軒天は、端6か所あまりが劣化で穴が開いています。
軒天は、穴が開いていても直接多量の雨水が入り込みませんが、確実に家内部の劣化を促進しますし小さな穴でも虫等が入ってきますので、こちらの大きさの穴では、色々な動物の住処になってしまいます。他のメンテナンスも大事ですが、即刻穴は補修し塞ぐ事をお勧めします。
記事内に記載されている金額は2020年01月09日時点での費用となります。
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