雹によってバルコニーの屋根や雨樋などの破損の状況は確認出来ましたが、屋根の状況は下からでは見えません。そのため、今回はドローンを飛ばして屋根の状況を調査いたしました。
屋根はスレート葺きで大きな破損などはありませんでしたが、屋根全体に雹がぶつかった跡の雹痕が付いていました。雹による被害を受けたために今回は火災保険の雹災の申請をおこないメンテナンスをおこなっていきます。
雹痕が付いたスレート葺き屋根は、塗装工事でメンテナンスしていきます！
通常の屋根塗装工事と施工方法は同じになりますので、まずは高圧洗浄で表面の汚れなどを洗い流していきます。外壁塗装や屋根塗装を行う際に欠かせない作業の一つがこの高圧洗浄で、汚れや古い塗料を取り除き、新しい塗料がしっかりと密着するための作業です。
高圧洗浄は、水を約150kgf/c㎡の圧力で噴射することで行われます。通常の水道水の25〜75倍に相当する圧力で、効果的に汚れを落とすことができます。この高い水圧により、表面の汚れやカビ、苔などを効果的に除去することができます。 高圧洗浄機には、ガソリンエンジンや電動式のものがあります。特に苔やカビがひどい場合には、バイオ洗浄を行うこともあります。バイオ洗浄液を噴射してから高圧洗浄を行うことで、より効果的に汚れを落とすことができます。
高圧洗浄は塗装作業の前に必ず行われるべき作業です。なぜなら、高圧洗浄を行わずに塗装を行うと、汚れや古い塗料が残ったまま塗料が乗ることになり、塗料の密着性が損なわれ、剥がれやひび割れの原因となるからです。そのため、高圧洗浄は屋根塗装や外壁塗装の工程の中で非常に重要な役割を果たしています。
雹による被害ではありませんでしたが何か所かヒビ割れしている部分がありましたので、塗装作業の前にコーキングで補修していきます。スレートの角の欠けは雨漏りなどには直接つながりませんが、その部分からスレート自体の劣化が進行してしまう事もありますので、補修作業は必ず行います。
塗装工事は基本的に３階塗りで仕上げます。
塗装作業の１回目は下塗りといい、屋根塗装工事において非常に重要な工程です。下塗りは塗料の密着性や耐久性を高めるために行われます。下塗りの主な役割は、以下の通りです。
1. 下地の処理 まず最初に、屋根の下地を適切に処理することが重要です。古い塗膜や汚れ、さびなどをしっかりと取り除きます。下地がきれいでないと、塗料が十分に密着せず、塗装の効果が十分に発揮されません。
2. 下地の補修 下地に傷や亀裂がある場合は、補修を行います。下地がしっかりと整っていないと、塗料が剥がれやすくなります。補修をしっかりと行うことで、塗料の密着性を高めることができます。
3. 下地の密着性向上 下塗り塗料は、下地と塗料の密着性を高めるために使用されます。下地が滑らかでない場合や、吸水性が高い場合には、密着性を高める下塗り塗料が使われます。これにより、塗料がしっかりと下地に密着し、長期間効果を保つことができます。
4. 塗料の均一化 下塗りは、塗料の均一化を促す役割も果たします。下地の色や質感の違いを均一化することで、上塗りの塗料が美しく仕上がります。 屋根塗装工事の下塗り工程は、屋根の耐久性や美観を保つために非常に重要です。適切な下塗り工程を行うことで、塗装の効果を最大限に引き出すことができます。必ず信頼できる業者に依頼し、丁寧な下塗り工程を行うようにしましょう。
仕上げに使用する塗料は日本ペイントのファインパーフェクトベストです。
この塗料の最大の特徴はラジカル制御技術を採用している点です。この技術により、紫外線による塗膜の劣化を防ぐことができます。屋根は外壁よりも紫外線に晒される時間が長いため、このような劣化を防ぐことは非常に重要です。
ファインパーフェクトベストは、化粧スレート屋根に主に使用される塗料であり、耐用年数は約10～12年程度です。屋根は日々紫外線のダメージを受けるため、ラジカル制御型塗料であるファインパーフェクトベストは非常に効果的です。紫外線は塗膜にもダメージを与えるため、このような特性を持つ塗料を使用することで、屋根の寿命を延ばすことができます。
屋根塗装工事は税込み415,800円から承っております。街の外壁塗装やさんでは、建物の状況を正確に調査したうえで適切な工事を適正価格でご提案させていただきますので、建物のメンテナンスをご検討中の方は街の外壁塗装やさんまでお気軽にお問合せください(^O^)／
記事内に記載されている金額は2024年11月10日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。
