ALC外壁はとにかく耐久性が高く、寿命も50年を超えるとされるほど長いものになっています。
ですが、それはALCに必要なメンテナンスを行っていった場合の話です。
耐久性に優れたALCにも弱点はありますので、しっかりとメンテナンスを行っていく必要があります。
今回はALC外壁のメンテナンスでお悩みの方に向けた情報をお伝えしていきます(*^^)v

ALC外壁の特徴
ALCパネルの「ALC」はAutoclaved Lightweight Concreteの略称で、その特徴から軽量気泡コンクリートとも呼ばれる高性能外壁材です。
「コンクリートなのに軽量?」と疑問に思われたかもしれませんが、ALC外壁は通常のコンクリートの四分の一ほどの重量となっているため、かなりの軽量化を実現しています(*^^)v
大きな特徴は、軽量でありながらも耐久性や断熱性に優れていることです。
外壁が軽量であることのメリット
ALC外壁は内部に無数の気泡が含まれており、それによって軽量化を実現しています。
外壁材が軽量だと様々なメリットがあり、建物全体の重量を軽くすることで基礎への負担も軽減されるため、地震などの自然災害にも強いと言えます。
コンクリートという頑丈な素材を用いているにも関わらず、外壁材として重要な軽さも実現していることで、ALCパネルは高い評価を集めているのです。

耐久性もかなり高い
さらに、ALC外壁は優れた耐久性を持っています。
適切なメンテナンスを行って言った場合、その耐用年数は50年を超えるとされている程です。
コンクリート製かつ厚みのある外壁材のため、納得の頑丈さと言えますね。
耐火性・断熱性にも優れる
ALC外壁は断熱性や耐火性も高いという特徴を持っています。
断熱性の高さは室内の温度を一定に保つ効果があり、冷暖房費の節約につながります。
これは内部の気泡が空気層に近い効果を生むため、それによって熱が伝わりづらくなることで断熱性を確保できるようになっているのです。
また、耐火性が高いことから、火災の際に建物全体を守る役割を果たし、安全性を高めることができます。
ALC外壁に必要なメンテナンスは?
定期的な外壁塗装と目地の補修

ALC外壁は耐久性が高いものの、吸水性が高いという明確な弱点が存在します。
そのため、定期的な外壁塗装によるメンテナンスで防水性を維持することがALCパネルを長持ちさせるために欠かせません。
加えて、ALC外壁はパネルの継ぎ目となる「目地」の面積が多くなる傾向にあるため、その部分の防水や緩衝材の役割を果たしているシーリングのメンテナンスも必要となります。
外壁塗装と合わせてシーリングの打ち替えメンテナンスを定期的に進めるようにすると、外壁材の劣化や雨漏りを対策することができます。

ALCの外壁に適した塗料
透湿性の高さを重視する

ALC外壁の外壁塗装では透湿性の高い塗料の使用がおすすめです。
先述したように、ALCは吸水性が高い外壁材です。
表面を塗膜で保護して防水性を確保したとしても、完全に吸水を防ぐことはできません。
そこで内部へ含まれた水分が蒸発などで外へ逃げる際、塗料の透湿性が低いと水蒸気や湿気が逃げていけなくなってしまいます。
そうなると逃げられない水分がALCを傷めてしまったり、内側から塗膜を押し上げて表面に膨れなどを作る原因となりますので、ALCへの外壁塗装に使用する塗料選びでは透湿性を重視することがオススメです。
私たち街の外壁塗装やさんでは、ALC外壁の塗装やシーリング打ち替えのメンテナンスについての実績も豊富にございますので、「ご自宅のALCのメンテナンスについて悩んでいる」といった場合にはぜひ一度ご相談いただけますと幸いです。
外壁塗装工事の費用相場は「税込657,800円~」が目安となります。
記事内に記載されている金額は2025年03月26日時点での費用となります。
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