クリア塗装とは、無色透明の塗料を使って外壁の表面を保護する塗装方法です。正式には「クリヤー塗装」とも呼ばれています。
外壁の魅力をそのままに…クリヤー(クリア)塗装とは?

「外壁塗装」と聞くと、色を塗り替えるイメージを持つ方が多いかもしれません。
しかし、クリヤー(クリア)塗装は“透明な塗料”を使うため、今ある外壁のデザインや質感をそのまま活かすことができる塗装方法です。
特に、タイル調やレンガ調のサイディング外壁など意匠性の高いデザインに向いており、新築時の美しさを長く保ちたい方に選ばれています。
クリヤー(クリア)塗装のメリットと注意点

最大の魅力は、外観を変えずに外壁を保護できること。
透明な塗膜が紫外線や雨風から外壁を守り、色あせや劣化を防ぎます。さらに、防汚効果もあり、雨筋やカビの付着を抑えられるのもポイントです。
また、塗膜が薄く仕上がるため、外壁への負担も軽減できます。
一方で、注意すべき点もあります。
クリヤー(クリア)塗装は「外壁がまだきれいな状態」であることが前提。色あせやひび割れが進んでいる外壁には向かず、劣化した部分が逆に目立ってしまうことも。その場合は、先に補修を行うか、通常の色付き塗装を検討する必要があります。
クリヤー塗装が向いている外壁とは?

以下のような外壁には、クリヤー塗装が非常に効果的です。
-
タイル調・石積み調などデザイン性の高いサイディング外壁
-
築10年以内で色あせやチョーキング(白い粉ふき現象)が少ないもの
-
今のデザインを保ちつつ、耐久性を高めたい住宅
反対に、すでに色落ちが進行していたり、補修跡が多く残る外壁には不向きです。
よく使われるおすすめクリヤー塗料
私たち街の外壁塗装やさんの施工現場でもよく使用されている信頼のクリヤー塗料を2つご紹介します。
日本ペイント「UVプロテクトクリヤー」
・紫外線カット効果が高く、耐久性も抜群
・つやあり/つや消しの選択が可能
・シリコン系/フッ素系から選べる柔軟性が魅力
関西ペイント「アレスシルクウォールクリヤー」
・自然な質感のつや消し仕上げが特徴
・落ち着いた雰囲気にしたい方におすすめ
クリヤー(クリア)塗装の流れ(足立区の施工事例より)

ここからは、実際の施工現場の流れをご紹介します。
クリヤー塗装は、基本的に2回塗りで行われ、しっかりと塗膜を形成します。
① 高圧洗浄(下地処理)
まずは外壁の汚れを丁寧に落とすことから始まります。この工程をしっかり行うことで、塗料の密着度が大きく左右されます。
② 下地補修
ひび割れや欠けがある場合は、専用の補修材で修復します。
③ 1回目の塗装(下塗り)
透明なクリヤー塗料を均一に塗布していきます。この段階でも、すでに外壁がツヤを帯びて美しく見えることもあります。
④ 2回目の塗装(上塗り)
しっかり乾燥させた後、仕上げ塗りを行います。この2回塗りで、耐候性と防汚性がさらに高まります。
⑤ 完了・仕上がり確認
美しい外観が蘇り、デザイン性を損なわない仕上がりとなります。もっと詳しく施工の流れをご覧いただきたい場合は施工事例へどうぞ(‘◇’)ゞ
まとめ:デザイン重視の方に最適な「クリヤー塗装」

外壁の模様や色をそのまま活かしたい方には、クリヤー(クリア)塗装がぴったりです。
見た目の美しさだけでなく、機能面でも外壁をしっかり保護できるため、長く快適に過ごせます。
近年は意匠性の高いサイディング外壁の住宅も多く、「街の屋根やさん」でも多くのご依頼をいただいています。
外壁の状態によってはクリヤー塗装ができないケースもあるため、まずはプロによる現地調査が大切です。
私たち街の外壁塗装やさんでは点検・お見積りを無料で承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2025年06月01日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。