シリコンと変成シリコン、名前は似ていますが実は大きく異なるシーリング材です。
どちらも建築現場でよく使われますが、用途や性能、塗装の可否などに違いがあります。
失敗しない材料選びのためには、それぞれの特徴をしっかり理解することが大切です!
この記事では、シリコンと変成シリコンの基本的な違いや使い分けのポイントについてわかりやすく解説いたします。ぜひ参考にしてみてくださいね(^^)/

「変成シリコン」と「シリコン」の基本
塗装の可否がポイント!「変成シリコン」と「シリコン」の違い


リフォームや補修工事で重要になるのが「その上に塗装できるかどうか」というポイント。ここで大きく違いが出てきます。そうした中、変成シリコンは上から塗装が可能な素材です!
施工後に上から外壁塗装などを行っても、しっかりと密着して美しく仕上がります(^^♪
しかし、一方でシリコンは基本的に塗装との相性が悪く、表面がツルツルしているため塗料がうまく密着しません…。
そのため、一般的に屋内の水回りやガラスまわりなど、塗装を必要としない場所に限定して使用されます。
「あとで塗装をするかもしれない」という場合には、変成シリコンを選ぶのがおすすめです♪
接点障害の有無もポイント!
リフォームとはお話が少し離れてしまいますが、「接点障害」の有無もそれぞれのシーリング材の特徴を分けるポイントです。接点障害とは、電子部品や金属部材との接触部分で問題を起こすことです。
変成シリコンはさまざまな素材にしっかりと密着する性質があり、金属・モルタル・木材などとの相性もバッチリです。
さらに、「接点障害」を引き起こすリスクも低いとされています。
一方、シリコンは耐久性や耐水性では非常に優れていますが、接点障害を引き起こすリスクが高いとされています。
そのため、電子部品や金属部材の接点周辺には不向きです。
適切なシーリング材の種類を選ぶためには、そうした特性も踏まえることも大切です!
使用上の注意点と選び方のポイント

「変成シリコンの方が優れているなら、全部それでOKじゃないの?」という声も聞こえてきそうですが、じつはそうともいいきれません。塗装が出来ないというデメリットはあるもんお、素材自体の耐久性・耐水性はシリコンの方が優れています。
また、“施工箇所にすでにシリコンが使われている場合”には注意が必要です!
実は、シリコンの上から変成シリコンを施工することはNGとされています。
表面に油分が残るため、密着せずにすぐに剥がれてしまうリスクがあるためです…。
選び方のコツは、「使用箇所の環境をしっかりチェックすること」と「あとから塗装する予定があるかどうか」を基準にすることです(^^)/
●屋内の水回りなど → シリコン
●屋外の 外壁・屋根 → 変成シリコン
このように使い分ければ、より長持ちする美しい仕上がりになります!
まとめ
シリコンと変成シリコンは、似ているようで用途や特徴に大きな違いがあります!シリコンは上から塗装が出来ない一方、耐久性・耐水性に優れる事から特に室内の水回りなどに最適です。
一方で変成シリコンは外壁や屋根に使いやすく、上から塗装する事が出来ます。
施工箇所の環境やを考えて適切に使い分けることが長持ちの秘訣です(#^^#)
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記事内に記載されている金額は2025年06月05日時点での費用となります。
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