プロの施工から趣味のDIYまで、幅広いジャンルで活躍している「コーキング」ですが、「シーリング」という名称で呼ばれたり販売されていることもあるため、混乱してしまいやすいです。
特に初めてのDIYでサイトを参考にしていた時、準備するものにコーキングとあったのにも関わらずホームセンターに出向いてみるとシーリングだけが置いてあり、「本当にこれを買っても間違いではないのかな?」とご不安になる方もいらっしゃるでしょう。
実際には、コーキングとシーリングはどちらも同じものを指していると考えていただいて問題ありません(^▽^)/
今回は戸惑いやすいコーキングとシーリングの違いについて、用語としての違いや役割などを解決していきます。

コーキングは外壁でどう使われている?
まずは外壁におけるコーキング(シーリング)の役割についてお伝えします。
建物の外壁をよく観察すると、サイディングボードの継ぎ目や窓まわりの隙間に柔らかいゴムのような素材が充填されていませんか?
これが「コーキング」です(*^^)v
コーキングの役割
コーキングは、外壁材同士や窓サッシとの隙間を埋めて雨水の浸入を防いだり、建物の揺れや温度変化による膨張・収縮を吸収したりする役割を担っています。
また、遮音性・気密性を高める目的でも使用され、建物全体の快適性や耐久性を保つうえで重要な部材です。
特にサイディング外壁では、目地と呼ばれるボードの継ぎ目が多く存在しますが、ここにコーキング材を充填することで防水機能を確保しています。
窓まわり、換気フードまわり、配管まわりなどにも多く使用されており、住宅の内外あらゆる部分で欠かせない存在なんです(*^^)v

コーキングとシーリングの違い
では、本題のコーキングとシーリングの違いについてです(^▽^)/
「コーキング」と「シーリング」という言葉は、建築現場ではほぼ同じ意味で使われています。
用途・材質・施工方法に大きな違いはありません。
冒頭で挙げた例のように、サイトではコーキングと表記されていても、販売店ではシーリングとして並べられていることもありますが、基本的には気にせずにDIYなどで使用して問題ないでしょう(^▽^)/
業者も馴染のある方で呼ぶため、担当者によってコーキングかシーリングか分かれることも珍しくはないのです。
コーキングのメンテナンス
メンテナンスの重要性

コーキング材は常に紫外線や風雨にさらされるため、年数が経過すると徐々に硬化・ひび割れ・剥離などの劣化が進行します。
劣化したコーキングを放置すると、劣化によって生じた隙間から雨水が浸入して外壁材や建物内部の木材が傷む原因となり、結果的に大掛かりな修繕が必要になる可能性も出てきます。
そのため定期的な点検を行い、必要に応じてメンテナンスを実施することが重要です。
早期のメンテナンスであれば工事費用も比較的抑えられ、建物全体の寿命を大きく延ばすことにつながります(^▽^)/
コーキング打ち替え工事
コーキングの補修方法には「打ち替え」と「増し打ち」がありますが、基本的に外壁部分には打ち替え工事が推奨されます。
打ち替えとは、既存の古くなったコーキング材をすべて撤去し、新たなコーキング材を充填し直す方法です。

コーキング打ち替えでは外壁全体に足場を組む必要があり、大きな金額が掛かってしまいます。
そのため、多くの場合では足場を組む必要がある外壁塗装とセットで行うのがスタンダードです。

まとめ
コーキング(シーリング)は重要な防水機能を担う部材です。
経年劣化は避けられませんが、適切な時期に打ち替えメンテナンスを行うことで、大切なお住まいを長く守ることができます。
私たち街の外壁塗装やさんでは、30坪ほどの2階戸建て住宅の外壁塗装の費用相場としてコーキング補修込で約60~90万円となっています。

記事内に記載されている金額は2025年06月11日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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