台東区清川で外壁サイディングに表面剥離が激しく、お手入れの方法をアドバイス願いたいとのご相談をお受けし建物調査を行いました。建てられてから約20年を経過している建物で、一度外壁塗装工事を施工しているとのお話でした。しかしお手入れして2年経過する前に少しずつ表面に剥離症状が始まったそうで、現状塗装工事後8年ですが、かなり症状が進行してしまっている状況となります。
サイディングに表面剥離症状が出ています
このように縦のラインに沿って剥離症状が上下全域に見られます。これは水の流れが上から下に流れていると共に、外側だけでなく、場合によっては内側部分にも水の流れている形跡が想定される症状と言えます。要は表面と裏面とで水分を吸ってしまうとこのように劣化速度も速くなり、表面の剥離に至ると言った事に繋がります。
サイディングの下地が顕になっています
局所的に見るとサイディングの劣化度合いが見てとれます。サイディング下地の素材であるセメント質が顕になってしまっている状況です。ここまで来てしまうと表面と下地とがかなり分断されているので外壁塗装工事には向きません。要はこの状態で塗ってしまっても下地と表面とが剥がれかかっている状況の為、何年もしないうちに塗った塗装がもろとも剥離してしまうからです。
サイディングの張り替えかカバー工事が理想
様々な状況に鑑み、この一連の症状が出ている面に関しては張り替え工事か若しくはカバー工事が必要であると判断致しました。塗装をかけても長くは持たせられない事になり、折角お手入れをしても非常にもったいない状況に成り兼ねないのです。私たち街の外壁塗装やさんでは、こう言った症状が出ているお住まいのお客様には安易に塗装工事はお勧め致しません。更に散水試験等で原因究明も併せて行う事もお勧め致しました。外装リフォームはご負担も大きい工事になります。やはり長く持たせられる様に慎重に進めていく事が重要なのです。
記事内に記載されている金額は2020年03月06日時点での費用となります。
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