武蔵野市関前にて、「そろそろ築22年になるのですが、外壁の汚れが目立ってきたので、メンテナンスをお願いしたい」とのご相談を承りました。今まで築10年目の時に一度、外壁のメンテナンスを行ったそうですが、それから10年経過したとの事ですが、どのような状態か確かめたいと思います。
前回のメンテナンスから8年、下地処理が甘く塗膜が剥離


お客様のお住まいは窯業サイディング外壁になります。白く美しい外壁ですが、前回塗装から10年ですがすでに劣化してきています。部分的に塗膜が剥離してきているところもあります。表面はモルタル外壁のように凹凸のある仕上げになっており、趣のある外壁となっていますが、一方では水はけが悪く乾燥しにくいことから、カビや苔が繁殖しやすい仕上げとも言えます。お客様の外壁もところどころ黒ずんでいる個所がありますが、カビの繁殖によるものです。これらは高圧洗浄を行えばきれいに取り除くことができます。前回の塗装から10年経過していますので、環境によっては塗膜が劣化しカビや苔の繁殖が見られるのもよくあるケースですが、剥離している状況から見て前回の塗装の下地処理が甘かった可能性があります。適切な下塗り用塗料を使用していない場合早めに劣化してしまうのです。サイディングボード自体にはまだ亀裂や反りなどの変形は見られませんでしたので、この機会に適切な塗装工事を行えば大丈夫でしょう。
シーリングも雑な処理を施されて入て剥がれてきています


サイディングボードの目地を見てみましょう。サイディングボードの合わせ目にはシーリングを充填させているのですが、こちらが塗膜と同様に劣化してひび割れしています。中には硬化してボードから剥離しかかっているところもありました。シーリングも前回のメンテナンスの時に部分的に打ち替えたようですが、とても処理が荒く雑な処理をされていて、剥離してきていました。シーリングが剥離してしまいますと隙間から雨水が浸入しやすくなり、外壁の下地材を傷めさせてしまいますので、早期に打ち直しが必要です。今回のタイミングで塗装と同時にシーリングの打ち替えを行っておいたほうがいいでしょう。

現場調査を終えて、お客様には点検しながら撮影した写真をご覧になっていただき、お住まいの現状をご報告いたしました。今回築22年目という事を考慮し、シーリング打ち替え工事、洗浄と塗装工事をご提案いたしました。
使用する塗料は、塗料の対応年数が非常に長く対候性、耐久性の高い日本ペイントのパーフェクトトップをおすすめいたしました。お住まいの状態を長く良好に保つためにも、私たち街の屋根屋さんでは定期的なメンテナンスをおすすめいたします。
記事内に記載されている金額は2020年03月23日時点での費用となります。
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