名古屋市西区にて雨漏りがしているALC外壁の建物調査に行ってきました。
築26年のALC外壁材を使用した建物で、屋根は鋼板を使用した折半屋根でしたが、新築時から一度もメンテナンスをしてない状態でした。
外壁
建物は狭小地に立っているために、1階は日が当たらないために紫外線の影響も少なく、塗料の劣化の目安になるチョーキングもさほどしていませんでした。
東面の外壁は、トップコートのみの仕上げをしてありました。
こちらも狭小の為に、紫外線の影響も少なくチョーキングはしていませんでした。
シーリング
窓周りのシーリングも1階部分は切れているような箇所は見られませんでしたが、水切り部分のシーリングは劣化していました。
よく雨漏りを起こすALC外壁材ですが、サッシのシーリングが切れて雨漏りを起こすことが多いです。
そのために塗り替えの時には、サッシ廻りのシーリングは打ち替えをおこないます。増し打ちで施工するとシーリングの厚みが確保できないので、サッシ廻りだけは打ち替えを必ずおこないます。
水切部分も打ち替えをするのですが、サッシ廻りはウレタン材を使用するのですが、水切り部分は変性シリコンのシーリング材を使用して使い分けています。
基礎との取り合いにもシーリング材が施工されてるので、シーリングの増し打ちでの施工になります。
シーリング工事はALC外壁の場合、場所によって打ち替えや増し打ちと工法を変えたり、使用するシーリング材も変えて施工をしていきます。
屋根
屋根は鋼板を使用した折半屋根になっていました。今と違って昔はカラー鋼板のなので、年数が経つと錆が発生して腐食していきます。そのため定期的なメンテナンスとして塗装工事が必要になってきます。
また、屋根を留めてあるボルトが錆びるために、ボルト部分から雨が侵入して雨漏りが起きることもあるため、塗り替え時にはボルトにキャップをつけて雨漏り対策をします。
バルコニー
バルコニーの防水には、ゴムシート防水がされていました。立上りの部分はトップコートしかされていないために雨が侵入していてもおかしくないと思いました。
3階のバルコニーを後で付けたため、バルコニーの足が床に取り付けてあったのですが防水加工は何一つされていませんでした。
この状態では雨漏りが起きていてもおかしくない状態でした。
今回の調査で、至る所で雨漏りが起きていたので、シーリングの打替えと増し打ち、バルコニーの防水、折半屋根のボルトキャップの取付など塗装以外の工事もしっかりとおこなう提案をしたいと思います。
建物の雨漏りは、建物を塗りかえる前に現状を把握してから塗装をおこなう必要があります。そのためには、雨漏り診断士や戸建劣化診断士、建築施工管理技士などの資格を持った有資格者による調査が必要です。
街の外壁塗装やさん名古屋南店では有資格者による調査を無料でおこなっていますので
お気軽にお問い合わせください。
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