同じコーキング作業の現場ですが、家ごとに問題点も違うのです。
コーキング打ち替え工事は幅こそ違えど、深さは一緒なんて思っていませんか?
今回は、同日にコーキング作業をした現場から作業の様子を見ていきましょう。
2棟ともサイディングのお宅で、同じ様な目地の幅。
しかし、片方の家は目地の深さが違っていました。
どんな現場も多少の違いはありますが、1棟目の現場ではコーキング作業にとくに不備もなく進みました。
この写真は軒天井の仕上げの時の物です。
コーキングのアップ写真。コーキング材の使用する量も適切に充填して均しを綺麗に仕上げて完成です。コーキングの色が白色なのは、塗料で塗り潰しされるので白色になります。コーキングの後打ち(化粧コーキング)も承っています。
コーキングが乾いた面から、塗料の下塗り塗装になります。新しい色が乗るように一度全てを白色にするのです。
コーキングの上にも塗料が乗りましたね。コーキング剤にはノンブリードと書かれたタイプを使用します。ノンブリードとは可塑剤が塗料面に溶けていきます。可塑剤が解けた塗料はベタベタしてゴミが付いてしまったり、変色を起こしてしまいます。
トータルで日程を考えている職人は多少の遅れもカバーできる知恵と技術がある
今度は違う現場より状況を見てみましょう。
仮にこちらを現場Bとします。
現在の所、同日にスタートした現場ですがコーキングに日程の開きが出てきました。
※ここでは、現場でメーター数や打ち替えの量の違いはありますが敢えて同じ工程で起きた問題の比較として記事を作成しております。
原因を見ていきましょう。
1日目 | 2日目 | |
現場A | コーキング 既存撤去、養生、プライマー、充填、均し | 軒天井仕上げ |
現場B | コーキング 既存撤去、養生、プライマー、充填、均し | コーキング 既存撤去、養生、プライマー、充填、均し |
現場Bの既存コーキングを撤去した写真です。実際に撤去してみないと目地の深さがどれだけあるかということが絡んできます。実際に現場Aよりも現場Bの建物の方が目地が深いのです。これでは、長さから算出したコーキング剤の量も、プライマー(接着剤)の量も変わってきてしまいますね。ここは速やかに量を追加発注していきます。
目地アップの写真です。青く見えているのはハットジョイナー(金物と青いビニール)と呼ばれたり、バックアップ材というものだったりします。コーキングが劣化してくると見えてきます。また、コーキングも表面から2~3ミリだけ薄く打ってあるというような建物も多く見られますので、定期的にチェックされたほうが良いかと思います。
均しの写真ですが、充填が少ないと駄目ですし、多すぎたら今度は無駄が多くなります。当然のことですね。ここは、職人さんが最小限の無駄で、しっかり目地剤を入れていきます。均しをしている時、充填をしている時に息を止めている職人さんも多かったりします。なぜなら、一定の力で一気にということが関わってくるからだと聞きました。
無事、充填~均しも終わり養生を剥がして完成です。深さによる材料の不足が遅れを呼びましたが、間に合わせるために早く、仕上げはそれなりといった仕事は致しません! 丁寧な仕事をするために皆様の建物を預かっていますので、そんなことはございません。
2現場を比較する様な形の今回のブログ。
もう一度書きますが、職人さんごとの技術の差を比較しているのではありません。
あくまで、作業の内容に思いもよらぬ問題点があり、その問題点が及ぼす影響(材料の量、日程など)を表しているものです。
街の外壁塗装やさん 狭山・所沢店では手を抜く工事は致しません。
御縁で近所で私どもの足場が建ちましたら、職人たちの仕事っぷりを見てください。
その仕事っぷりが全てを語ります。
ご拝読ありがとうございました。
記事内に記載されている金額は2019年11月19日時点での費用となります。
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