岐阜市の二階建て住宅で屋根の三日月漆喰工事の下塗りを行いましたのでその様子をお伝えしたいと思います。ごく一般的な切妻の屋根ですが三日月漆喰がめくれていて土が見えていました。鬼瓦のコーキングも劣化していて隙間があいていたりしてました。悪い部分は撤去してしっかりと工事をしていきたいと思います。
まずは三日月漆喰の下塗り作業からしていきます。漆喰材は左写真の物を使い、小分けにしてバケツに入れ水を加えて撹拌機で練って使用していきます。漆喰がめくれかけている所は撤去して中の土と密着させていきますので、下塗りでは水分を多めに入れ柔らかめの漆喰にして作業していきます。
漆喰のコテには細いコテや幅の広いコテなど色々と種類があります。まずは大きめのコテを使って漆喰を詰めていき表面を平らにしていきます。三日月漆喰の上の部分（のし瓦に当たる所）は下から覗き込まないと見えないので塗り忘れの可能性があります。なので注意してしっかり作業していきます。下塗りが出来たら、汚れた瓦を刷毛やスポンジを使って綺麗に水で掃除していきます。この作業を三日月漆喰の数だけ繰り返して下塗り作業は終わりです。下塗りでは三日月漆喰の出幅や角度を合わせておくと上塗りが楽になります。
こんな感じで１日以上乾かして上塗りで仕上げていきます。下塗りだけでも十分ですが、乾くと中の土に水分を吸われてひび割れが出てくる箇所があります。なので上塗りをして表面を綺麗にしていきます。次回は三日月漆喰の上塗りと瓦のコーキングを紹介していきます。
記事内に記載されている金額は2020年04月03日時点での費用となります。
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