外壁の塗り替え工事中です。外壁に塗料を塗る前に、やることがたくさんあります。まず今日行ったのは、目地の打ち替えです。外壁に等間隔にあるこの目地ですが、コーキング材が打ってあります。ゴムのような感じですね。このコーキング材は、永遠に寿命が無いものではありません。劣化します。経年によって劣化し、建物の振動や紫外線などの影響によって、ひび、目地が痩せてしまい隙間ができ、そこから雨水が入ってしまう危険性が出てきます。一般的なコーキング材は、紫外線に弱い性質があるため、塗料を付ける前に打替えをすることによって、目地自体も守られますね。
お家全ての目地を撤去しました。地味に結構大変です。無理に剥がすと、外壁材まで傷つけてしまう恐れがあるので、目地の沿ってカッターを入れ、綺麗に無理なく剥がしていきます。
目地の両サイドに貼ってあるのはマスキングテープといって、貼っても綺麗に剥がせるテープです。これは、目地をまっすぐ綺麗なラインで作るために貼る養生です。目地の打ち替え後、これを剥がします。
刷毛で塗っているのは、プライマーといって、外壁材とコーキング材の密着を良くしてくれるものです。
そして、ようやくコーキング材打ち込んでいきます。こちらのコーキング材は、オートンイクシードという物です。一般的なコーキング材に入っている可塑剤が入っていないので、寿命がかなり長くなります。ＬＳポリマーが配合されたことによって、柔軟性を持ちつつ、長持ちする目地に生まれかわります。
打ち込んだコーキング材が乾かないうちに、ヘラを使って表面を整えながら、目地に隙間なく埋めていきます。マスキングテープを剥がすと、新しい目地の完成になります。乾燥させ、塗料を塗って目地を守ります。
サイディングボードの外壁のお家は、このように目地の打ち替え作業をします。増し打ちといって、古い目地の上にそのまま打つという方法もありますが、より長持ちするのは、打ち替えです。絶対にお勧めです。
記事内に記載されている金額は2020年02月20日時点での費用となります。
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