日本の住宅の屋根において最も使用されている「スレート(コロニアル・カラーベスト)」のメンテナンス方法の中でも、基本となるのが「塗装メンテナンス」です!定期的な塗り替え工事は美化を回復させ、さらに屋根の耐久性向上・寿命を延ばす事にも繋がります。
しかし、塗り替え工事はあくまで屋根材表面に施されている「塗膜」のメンテナンスであり、屋根材自体の寿命を回復する事は出来ません(>_<)
塗装をはじめとして修理・補修などのメンテナンスを行っていたとしても、将来的にいつかは「屋根カバー工法」などの屋根全体の改修工事が必要となります。
そこで、この記事ではスレート屋根が屋根カバー工法を必要とするタイミング・劣化症状と併せて、塗装工事の必要性まで詳しい情報を解説いたします(^^)/
「屋根塗装工事」はスレート屋根メンテナンスの基本です!
スレート屋根の定期的な塗装メンテナンスは屋根の寿命を延ばし、雨漏り被害を防ぐ事にも繋がる非常に重要なメンテナンスです!まず、大前提としてスレート屋根材には、防水性が備えられていません(>_<)
塗装によって形成される塗膜は雨水などから屋根材を保護する役割も担っていますが、経年劣化が進行する事で防水性能も低下していきます。
劣化の進行は屋根材が雨水を吸水してしまう原因となり、苔の繁殖・ひび割れ・反りや変形・耐久性の低下などの悪影響を及ぼします(>_<)
そうした事態を未然に防ぎ、スレート屋根を長く安心してご使用いただく為にも定期的な点検・塗装メンテナンスが必要です!
塗料の種類によっても変わってきますが、約7~10年程度を目安に塗装メンテナンスをご検討されることをおすすめいたします(#^^#)
スレート屋根のリフォーム方法として人気の「屋根カバー工法」
屋根カバー工法は「重ね葺き」とも呼ばれ、既存のスレート屋根の上に新しい屋根材を重ねるリフォーム方法です!この工法は工期が短く撤去や廃材処理が少ないため、屋根を完全に葺き替える「葺き替え工事」と比較して費用・施工期間を抑えられる事が大きなメリットです。
特にスレート屋根の中には撤去費用が高額になる「アスベスト」が含有されている種類も存在する為、そうした屋根の工事ではそのメリットがさらに大きくなります!
また、新旧の屋根材が二重となる構造になる為、施工をするだけで断熱性・防音性が向上する事も大きな魅力と言えます。
工事中は屋内に及ぼす影響も少ない為、特に工場や倉庫など日中の作業を止める事が出来ない建物の屋根にも非常に適しています!
ただし、「屋根の重量増加」や「屋根の下地材まで及ぶような著し劣化症状が確認出来る場合には施工できない」点に注意が必要です(>_<)
スレート屋根が「屋根カバー工事」を必要とするタイミング・症状
スレート屋根の劣化が著しく進行している場合、塗装メンテナンスだけで復旧する事は困難です(>_<)そこで、次にスレート屋根が「屋根カバー工事」を必要とするタイミングを図る上で重要な、「スレート屋根の耐用年数」「スレート屋根の劣化症状」の2つに分けてご紹介いたします。
スレート屋根の耐用年数
一般的に塗装などのメンテナンスをしっかりと行っているスレート屋根の耐用年数は、20年~30年程度と言われています。実際の屋根の寿命はお住まいの立地・気象条件やメンテナンス状況によっても変動しますので、築20年以上の住宅では屋根カバー工法の検討が必要となる可能性が大きくなります
ある程度の築年数が経過した場合は屋根の点検・診断を行うことで、工事の必要性をしっかりと見極めることが重要です。
信頼できる専門業者・施工会社へ相談しましょう!
スレート屋根の劣化症状
築年数・屋根材の耐用年数と併せて屋根カバー工法の必要性を判断する重要な指標となるのが、屋根の劣化症状です!スレート屋根の主な症状として色褪せコケの発生などがありますが、特に注意すべきは雨漏りのリスクが高まる屋根材自体の割れ・反り・変形です。
これらは屋根材自体の劣化症状であり、塗装メンテナンスによる復旧は出来ません!
屋根全体に多く発生している場合、屋根材が寿命を迎えている可能性が高く屋根カバー工法を検討する時期に来ていると判断できます。
また、雨漏りが発生している場合には下地材である防水紙(ルーフィング)の劣化が進行している可能性が高く、こちらも屋根全体の改修工事が必要である場合が多いです。
しかし、浸水被害によって野地板のダメージが著しい場合には屋根カバー工法を採用する事が出来ませんので注意が必要です!
スレート屋根の劣化進行により、損傷被害が大きくなる前にカバー工法による屋根リフォームを行ってしまう事もおすすめです。
劣化が進行したスレート屋根の現地調査事例
次に、実際にお客様よりご相談をいただきました、劣化が進行したスレート屋根の現地調査の様子をご紹介いたします。八千代市高津東で塗装後10年を経過したお客様の再塗装メンテナンスのご依頼に伴い、無料点検調査を実施致しました。
屋根はスレート、外壁についてはサイディングをご使用されており、外壁表面はパターンを付けた塗装仕上げになっておりました。
スレート屋根材の劣化症状
こちらが、スレート屋根の状態です。屋根全体は色褪せが目立ち、屋根材の軒先部分には苔が繁殖している状態でした。
幸いにも大きなひび割れ等は確認出来ないため、塗装メンテナンスによる復旧が可能な状態です。
ですが、屋根材の寿命も近づいている事から、この機会に「カバー工法」によるリフォームをしてしまう事も選択肢の一つです。
外壁の状態も拝見させて頂きました
今回は、屋根と併せて外壁の状態も拝見させて頂きました。
約10年程前に塗装メンテナンスをされているとの事でしたので、外壁に顕著な劣化症状は見らず比較的綺麗な状態でした。
ですが、この早い段階でも塗装工事を行っておく事は建物の維持管理の観点から非常に重要です。
こちらは、建物の北側の外壁です。
陽の当たらない箇所には、コケの付着が始まっておりました。
表面の塗膜の撥水性能が低下し、湿気を溜め易くなっている事は否定出来ません。
塗装も可能ですが耐久性の面からはカバー工事がおススメです
今回は屋根、外壁塗装工事と屋根カバー工法、外壁塗装工事の2パターンのご提案をお作りし、耐用年数とそれぞれの価格帯やコスパ等の比較も含めて、お客様にご説明させて頂く事と致しました。私たち街の外壁塗装やさんでは、この様にお客様のご要望に沿って様々な施工提案をさせて頂いております。
・スレート屋根の点検・メンテナンスをご検討されている方
・初めての屋根工事で施工方法や材質・お色選びにご不安になられている方
・金属屋根材「ガルバリウム鋼板屋根材」・瓦などスレート以外の屋根材に興味をお持ちの方
お住まいのお困り・ご不安事であれば、なんでもお任せください。
専門スタッフによる点検~お見積りの作成まで無料にて承っておりますので、お電話・メールにて是非お気軽にご相談下さい!
記事内に記載されている金額は2024年12月06日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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