アスベストはかつて多くの建物で使われていた屋根材に含まれる素材で、耐火性や耐久性に優れていた一方、健康被害が懸念され現在では使用が禁止されています。
しかし築年数の経った住宅や倉庫では今もアスベストを含む屋根材が残っているケースがあります。
この記事ではアスベスト屋根材の特徴や種類、メンテナンス方法についてわかりやすく解説いたします!ぜひ参考にしてくださいね(^^)/
アスベストとは?その特徴と使われていた背景

アスベストとは、天然に産出する鉱物繊維の総称で、日本では「石綿(いしわた)」とも呼ばれています。
耐火性・断熱性・耐久性に優れており、20世紀後半まで建築資材として幅広く利用されていました。
特に屋根材や外壁材、断熱材として重宝され、住宅から学校、工場までさまざまな建物に使用されてきたのです(^^♪
その大きな理由は、安価で加工がしやすく、かつ性能が高かったことにあります。薄くしても強度が落ちにくく、耐熱性にも優れていたため、火災対策としても適していました。
一方で、アスベスト繊維を吸い込むと健康被害を引き起こすことが明らかになり、現在では使用が禁止されています。
今でも築30年以上の建物ではアスベストを含む屋根材が残っているケースがあり、メンテナンスやリフォームを検討する際には注意が必要です。
アスベストが使われている屋根材に多い種類と見分け方のポイント
アスベストは特に1970年代から1990年代にかけて普及した建材に多く含まれています。
屋根材に関しては、以下のような種類が代表的です。
スレート屋根(セメント系薄型化粧スレート)

別名「カラーベスト」や「コロニアル」と呼ばれることもあります。
軽量でデザイン性も高く、多くの住宅に採用されました。
1990年代半ばまではアスベストを含有している製品が主流でした。
波型スレート(大波・小波)

工場や倉庫でよく使われた波板状の屋根材です。
強度があり耐久性にも優れていましたが、現在はアスベスト含有の可能性が高い建材のひとつです。
フレキシブルボード、ケイカルボード、天井などの化粧石膏ボード

屋根だけでなく外壁や軒天などにも使われました。
見た目はセメント板のようで、素人では判別が難しい場合があります。
見分け方のポイントとしては、製造年代を確認することが最も有効です。
1990年代半ば以前に施工された屋根材はアスベスト含有の可能性が高いと言えます。
ただし、外観だけで判断するのは困難なため、専門業者の調査が安心です。
アスベストが含まれた屋根材のメンテナンス・リフォーム方法
アスベストを含んだ屋根材をメンテナンスする際は、健康被害を防ぐために粉じんが飛散しないよう配慮することが重要です。代表的な方法としては次のようなものがあります。
塗装による保護

表面を塗装でコーティングすることで、屋根材の劣化や飛散を防ぎます。
屋根材の状態が良ければ比較的簡単なメンテナンス方法です。
カバー工法(重ね葺き)
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既存の屋根材の上に新しい屋根材を被せる方法です。
撤去を行わないためアスベストの飛散リスクが少なく、安全性が高いのが特徴です。
葺き替え工事

既存の屋根材を撤去して新しい屋根に交換する方法です。
耐久性が高く長持ちしますが、アスベストを含む屋根材を撤去する場合は粉じん対策を徹底する必要があります。
屋根の劣化具合や建物の状態によって適切な方法は異なります。
安易にDIYで触るのは危険なので、必ず専門知識を持つ業者に相談しましょう(^^)/
アスベスト含有屋根材のメンテナンスも街の外壁塗装やさんにお任せください
「うちの屋根は古いけれど、アスベストが入っているのかな?」と不安に思う方も少なくありません。
そんな時はまず点検や調査を受けることが第一歩です。
街の外壁塗装やさんでは、経験豊富なスタッフが屋根の状態を丁寧に点検し、適切なメンテナンス方法をご提案いたします。アスベストが含まれている可能性がある屋根材でも、安全に配慮しながら対応いたしますので安心してくださいね(#^^#)
定期的な点検を行うことで、雨漏りや劣化のリスクを早めに発見することができます。
築年数が経っている建物にお住まいの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2025年09月11日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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