「棟板金が浮いていますよ」と突然言われると、驚きや不安を感じる方は少なくありません。
屋根は普段なかなか確認できない場所だからこそ、本当に危険なのか、すぐに対応が必要なのか判断が難しいものです。棟板金の浮きは、屋根の経年変化として起こることもあり、状態によって受け止め方が変わってきます。
この記事では、棟板金が浮いていると言われる状態や原因、放置した場合に起こりやすいトラブル、確認しておきたいポイントについて解説いたします!
ぜひ参考にしてみてくださいね(^^)/
棟板金が浮いていると言われるのはどんな状態なのか

棟板金が浮いている状態とは、屋根の頂上部分に取り付けられている金属板が、下地から持ち上がって隙間ができている状態を指します。
見た目にはわずかな浮きでも、内部では固定している釘が抜けかけていたり、下地の木材が劣化しているケースがあります。
遠目では分かりにくく、近くで見ると板金が波打っていたり、手で触ると動くことで気付くこともあります。
訪問業者や点検時に指摘されることが多く、不安に感じる方が多い症状の一つです。
なぜ棟板金は浮いてしまうのか考えられる原因
棟板金が浮く主な原因は、経年による固定力の低下です。
釘で留められている場合、長年の風や振動によって徐々に釘が緩み、浮きが発生します。また、内部の貫板と呼ばれる木材が雨水や湿気で劣化すると、釘が効かなくなることもあります。
さらに、台風や強風の影響で一気に浮きが進行するケースも少なくありません。
施工から年数が経過している屋根ほど、複合的な要因で起こりやすい状態といえます。
棟板金の浮きを放置すると起こりやすいトラブル

棟板金の浮きをそのままにしてしまうと、隙間から雨水が入り込みやすくなります。
これにより、屋根内部の下地材が濡れ、劣化が進行する可能性があります。
また、強風時には板金がさらに煽られ、最悪の場合は飛散してしまうこともあります。
板金が飛ぶと周囲に被害を及ぼす恐れがあり、屋根全体の防水性能にも悪影響を与えます。
小さな浮きであっても、早めに状態を把握することが大切です。
棟板金が浮いていると言われたときに確認しておきたいポイント

棟板金が浮いていると言われた際は、まずどの部分がどの程度浮いているのかを確認することが重要です。
全体なのか一部なのか、隙間の大きさや板金の固定状況を把握することで、冷静な判断につながります。
また、屋根全体の築年数や、これまでにメンテナンスを行った履歴も重要な情報です。
不安を煽られて即断するのではなく、現状を理解することが安心への第一歩となります。
まとめ

棟板金の浮きは、釘の緩みや下地の劣化など、時間の経過とともに起こりやすい症状の一つです。
一見すると小さな変化でも、放置することで雨水の浸入や板金の飛散といったリスクにつながる可能性があります。
大切なのは、指摘された内容を正しく理解し、屋根の状態を冷静に把握することです。
築年数やこれまでのメンテナンス状況を踏まえながら、慌てず状況を整理することで、安心して次の判断ができるようになります。
屋根を長く守るためにも、棟板金の状態にはしっかり目を向けていきましょう(^^)/
記事内に記載されている金額は2025年12月26日時点での費用となります。
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