瓦屋根に使われている漆喰は、屋根を支える大切な存在でありながら、普段はあまり意識されることの少ない部分です。
しかし、漆喰が劣化すると瓦屋根全体の安定性に影響を及ぼすことがあります。
この記事では、瓦屋根における漆喰の役割や、劣化によって起こりやすい症状、メンテナンスの考え方について解説いたします。
瓦屋根の状態が気になっている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね(^^)/
瓦屋根に使われている漆喰の役割とは

瓦屋根において漆喰は、見た目を整えるためだけの材料ではありません。
主に棟部分に使われ、瓦同士を固定し、内部への雨水の浸入を防ぐ重要な役割を担っています。
棟は屋根の最も高い位置にあり、風雨の影響を受けやすい部分です。
そのため、漆喰が健全な状態で保たれていることは、瓦屋根全体の安定性に直結します。
また、漆喰は瓦のズレや動きを抑えるクッションのような役割も果たしています。
こうした働きによって、瓦屋根は長期間にわたりその性能を維持することができるのです。
瓦屋根の漆喰が劣化すると起こりやすい症状

漆喰は年数の経過とともに、少しずつ劣化が進みます。
代表的な症状として挙げられるのが、表面のひび割れや剥がれ、ボロボロと崩れ落ちる状態です。
こうした変化が現れると、棟内部が外部にさらされやすくなり、雨水の影響を受けやすくなります。
さらに、漆喰の劣化が進行すると、瓦を固定する力が弱まり、強風時に瓦がズレやすくなることもあります。
一見すると小さな変化でも、屋根全体のバランスに影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。
漆喰の状態から分かる瓦屋根のメンテナンス時期

瓦屋根のメンテナンス時期を判断するうえで、漆喰の状態は重要な目安となります。漆喰が白さを失い、黒ずみや欠けが目立ってきた場合は、劣化が進んでいるサインと考えられます。
また、棟のラインが歪んで見える場合や、漆喰が部分的に無くなっている場合は、瓦屋根全体の点検を検討したいタイミングです。
早い段階で状態を把握しておくことで、屋根への負担を抑えやすくなります。
瓦屋根と漆喰を長く保つために意識したいポイント

瓦屋根と漆喰を長持ちさせるためには、定期的に状態を確認する意識が大切です。
地上から見える範囲だけでも、漆喰の剥がれや変色がないかをチェックすることで、異変に気付きやすくなります。
また、台風や強風の後は、瓦屋根に変化が起きていないか注意しておくことも重要です。
漆喰の劣化を早めに把握し、適切なタイミングで対応することが、瓦屋根を守ることにつながります。
日頃から屋根に関心を持つことが、安心できる住まいづくりの第一歩となります。
まとめ

瓦屋根の漆喰は、棟を守り屋根全体のバランスを保つために欠かせない存在です。
経年によって劣化は避けられませんが、その変化に早く気付くことで屋根への影響を抑えやすくなります。
ひび割れや剥がれなどの症状を見逃さず、漆喰の状態を確認しながら瓦屋根を維持していくことが大切です。
日常のちょっとした意識が、瓦屋根を長く安心して使い続けることにつながります(^^♪
記事内に記載されている金額は2025年12月25日時点での費用となります。
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