破風板の腐食が軒天にまで連鎖しています


木更津市にお住まいのお客様は、木製破風の劣化が進んでしまい、とうとう軒天の化粧ベニヤまで腐食が始まっていました。木質破風の塗料の剥離が原因で雨水が入り、軒天まで雨水が入り込んでいた状況です。お客様の住宅は現在ではあまり観なくなった軒の出が多いタイプで、高級な作りです。破風板からの雨水はかなり染みていたようですが、軒先が大きいため、室内には影響がなく、今回は破風板と軒天の補修工事で済みそうです。現代の住宅では軒先までの幅が少なくなりつつあります。外壁(下地共)などの進歩により外壁より雨漏れが生じなくなっているため、傘の代わりになる軒先の幅がなく、雨が直接掛かっても雨漏れしにくいために短くなりつつあります、その他にも外壁に汚れが付きにくくなったとか、デザイン的などや近隣との遮光率とかいろいろありますが、短くなりつつあります。
軒天の補修には不燃材を推進

軒天の補修は不燃材をお薦めします。不燃材には色々ありますが、手軽に手に入るケイカル板によりカバー工事を推進いたします。現在では大型ホームセンターでも低価格により手に入るようになっています、ケイカル板ですが、今回ではニチハ株式会社のニチアスエコラックスNM-1217軒天用ケイカル板をカバー工事にて、既存の化粧ベニヤ軒天に、ボンドを併用し取り付けいたします。ボンドは木質ボンドでも問題はないのですが、より強力なウレタンボンドにて取り付け致しました。ウレタンボンドは乾くと雨漏れが生じても溶け出すことが無く収縮があるため、強風にて軒天が煽られても割れることがありません。
通気換気口


軒天には屋根の小屋裏換気口として、パンチング化粧合板が適用されていました。ケイカル軒天にも同じくパンチングによる有孔板があるため、カバー工事しても同じく仕上げる事ができます。カバー工事で注意事項としまして同じ場所に取り付ける場合には、既存の軒天に初めに別穴を開けとく必要があります。ベニヤとケイカル板では同じ直径6ミリの穴が開いています。寸法も一緒なのですが数ある穴を全て合わせることは、ほぼ不可能です、換気は塞ぐことはできないため重要な役割を果たしているためですが、全ての穴を合わせることが出来ない為塞ぐ事のないように、初めに開けといておく必要があります。そのまま貼り付けても穴を塞いでは意味がありませんので、既存の軒天の強度を保ちづつ最低限の穴を開けました。
記事内に記載されている金額は2018年04月11日時点での費用となります。
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