今回ご紹介いたしますお客様は今年で築22年のお住まいで、ご高齢ということもあってこれまであまり屋根や外壁メンテナンスをほとんどされてこなかったということで、この度外壁回りと屋根の調査のご依頼を承りました。
築22年、付帯部分の傷みが激しく、外壁にはクラックが…


外壁は昔ながらのモルタル造りの外壁です。モルタル外壁は水とセメントと砂を混ぜたモルタルを吹き付けて仕上げるタイプで、落ち着きがあり風合いのある美観が特徴的です。
外壁全体を見てまわり状態を確認していきます。
日の当たる南側は築20年以上とは思えない白さを維持していますが、陽の当たらない北側に回りますと、その白さも色を褪せ、汚れやカビ、藻が繁殖しているのがわかります。
とくに今回のお客様の場合は裏庭に木や草がたくさん多い茂り、日陰と風当たりの悪さがあだとなり窓枠や天戸、縁側などといった木部を腐食させていました。とくに縁側付近の外壁は雨水が溜まりやすい場所のため腐食がかなり進行していて危険な状態になっています。軒天や破風板といった付帯部分も同様に傷みがかなり進行しています。こちらも早急な対応が必要です。
外壁にクラックが発生している個所が複数見受けられます。モルタル外壁で30年もたちますと、地震の多い関東圏ではどうしてもクラックは避けられません。5年、10年の単位で定期的なチェックを行いたいです。早期であれば大掛かりな補修にならず、コストの削減にもつながります。クラックは放置いたしますとどんどん大きくなっていきます。早め早めの補修が大事です。
スレート屋根には全体的に苔が繁殖


続いて屋根のチェックに移ります。
屋根は化粧スレートを使用しています。
やはり築20年ということもあり、屋根全体が変色し苔が繁殖しています。スレートに塗られた塗膜も完全に劣化しており、棟板金も傷みがかなり進んでいるようです。ただ大きな破損はなく、ソリなどの変形もございません。スレート自体の状態は想像していたほど悪くはなかったです。
お客様には写真をご覧いただきながら、状況をご説明いたしました。
工事といたしまして、外壁に関しましては高圧洗浄とクラックの補修、塗装といたしましては高弾性塗料であるエラストコートをご提案させていただきました。
屋根に関しましては棟板金の交換、スレート屋根の高圧洗浄と、一部スレートの亀裂などの補修作業、仕上げ用塗料といたしましては、耐候性、耐久性の高い日本ペイントのファインパーフェクトベストをおすすめいたしました。

記事内に記載されている金額は2019年02月22日時点での費用となります。
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