昨日のブログでご紹介した八千代市八千代台南のお住まいですが、今回は日本ペイントのUVプロテクトクリヤーでの外壁塗装工事の様子をご紹介したいと思います。昨日ご紹介した通り、クリヤー塗料は既存の風合いを変えることなく塗膜保護をすることが可能です。しかし既にみられる色あせや傷等を隠すことはできませんので、築10年程度で経年劣化が見られない窯業系サイディングにしか使用することはできません。新築時に外壁材のデザインにこだわられた方はサイディングの美観性を維持するために早めの塗装をご検討ください。
築11年の住宅でクリアー塗料での外壁塗装工事
では外壁塗装前のサイディングの様子です。色あせや傷等は見当たりませんが、艶がなくなったことで汚れ・コケ・藻・カビが付着しやすい状態です。タイル調・レンガ調のサイディングはチョーキング現象が発生しにくいため劣化に気づきにくい傾向にありますので、築年数・見た目の変化によく注意しメンテナンスを検討しましょう。
クリアー塗料の塗装方法には注意が必要です
日本ペイントのUVプロテクトクリヤーにはセラミック(アクリルシリコン樹脂)系とフッ素樹脂系の2パターンあり、セラミック系には艶有り・3分艶・艶消しと艶調整が可能です(フッ素系に艶消しはありません)。通常なるべく落ち着いた印象に仕上げたい方には3分艶・艶消しがお奨めなのですが、クリヤー塗料の場合は艶ムラや艶消し剤がたまり綺麗に仕上がらない可能性があります。もちろん下塗りに艶有り塗料を使用したり下地清掃を十分に行うことで防止できるのですが、クリヤー塗料は使用しないという塗装業者も中には存在しますのでクリアー塗装の知識がある業者に塗装を依頼しましょう。艶有り塗料を使用しても数年で艶は徐々になくなりますので、耐用年数重視の方は艶有り塗料を使用しましょう。
艶が外壁材の劣化を防ぎます
UVプロテクトクリヤーの塗布状況ですが、艶のなかった外壁材が水で濡れたように見えますよね?クリヤー塗装を行った際の変化はこの水で濡らしたような艶感です。わずかな違いに見えますが艶がよみがえるだけでも太陽光も反射し綺麗な外観に仕上がります。UVプロテクトクリヤーの耐用年数はセラミック系が10~12年、フッ素系が12~15年程度です。次回は恐らく着色塗料での塗り替えが必要になるかとは思いますが、綺麗な外壁を守り続けるためにもメンテナンス時期に合わせて塗料を選定しましょう。
記事内に記載されている金額は2019年12月18日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。