船橋市にて賃貸マンションにお住まいのお客様から、ベランダ防水の補修依頼を頂きました。何かのきっかけで床材を焦がしてしまい、オーナー様から自己補修をお願いされたようです。賃貸物件は退去時に入居者の原状回復義務により補修が必要な箇所をチェックし、敷金からの充当や支払いを行いますよね。しかし今回は早めに相談をしたことと、ベランダの防水に被害があるようでしたら下階へ雨漏りを起こしてしまう危険性がありますので、退去関係なく補修を行う事になりました。
賃貸マンションのベランダ補修点検
被害の状況です。ウレタン塗膜防水の上にタイルマットが敷かれお洒落に仕上げられたベランダです。一区画が焦げ非常に目立ってしまっていましたので部分補修を行いたいところですが、部分張替は色の差違を起こしたり原状回復として認められるのかという点で、一度オーナー様と確認を行う必要がありますね。
もし仮にキッチン等で使用されている陶器質タイルが使用されていれば、焦げ程度で済んでいたかもしれません。焦げた部分も細かな耐水ペーパーで擦るだけで綺麗に片付けられていたかと思います。磁器質タイルも耐火性に優れているため燃えにくく被害は最小限に抑えられるかと思いますが、今回はタイル状のマットですので張替が必要になってしまいました。焦げの酷い部分には繊維が見られますが、更に奥の防水は露出していないため、すぐに雨漏りを起こしてしまうという事もないと思います。
問題は防水層が露出している排水溝部分です。火が燃え広がったことで、防水層にも被害が拡大してしまっています。全体補修を行う場合、シート撤去→防水補修→シート復旧を行う必要があります。広い面積での施工の場合はエアコン室外機の移動が可能ですが、狭スペースの場合は作業が出来ないため一度脱着しなければなりません。今回補修を行うとしたら脱着も必要ですので、室内での保管をさせて頂きます。
ベランダにある隔て板の役割は?
小火災の被害は隔て板にも及んでいます。アパートやマンションにお住まいになったことがある方は見たことがあると思いますが、ベランダはこの板を境に居住スペースが分けられています。火災等で避難が必要になった場合は、この板を蹴破り隣の部屋へ避難することが出来ますので覚えておきましょう。破損等はないものの恐らく隔て板の交換も必要になってしまうでしょう。
自己負担となるお客様からすると補修費用を抑えたい所ですよね。しかし賃貸物件は「原状回復」をして退去しなければなりませんので、仕様を変更することが出来ません。この場合、日頃から補修を行っている管理会社様の方が材料の在庫を持っている可能性が高いため、一度オーナー様や管理会社様への確認をしてみましょう。今回は管理会社様に在庫がない場合にこちらで補修させて頂くということで、ご連絡を待つこととなりました。
購入したマンションのリフォームについて
今回は賃貸物件でしたが、マンションを購入した場合はリフォームは自由だ!と思っていませんか?マンションには専有部分と共用部分のスペースが分けられています。室内は専有部分ですが、玄関ドアの外側や廊下、そしてベランダも共用部分になります。その為、玄関ドアの内側の色を塗り替えることは出来ますが、ベランダの防水仕様を変えることは出来ない等細かなルールが存在します。また建物の構造によって撤去できる壁・出来ない壁がありますので、リフォームを検討される場合は予め管理規約を確認しておきましょう。
船橋市で補修・リフォームを行う際に「これはどうなるのかな?」「適切な補修方法は?」等、ご不明な点がありましたら、お気軽に街の外壁塗装やさん千葉中央店へご相談ください。無料点検を承っておりますので、現状を確認させて頂いた上で適切なメンテナンス・リフォーム方法をご提案させて頂きます。
記事内に記載されている金額は2019年12月18日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。