千葉市花見川区にて屋根外壁塗装前点検を実施致しました。塗り替えをご検討されるきっかけはお住まいによって様々な理由があると思いますが、多くの場合は築年数や美観性の問題かと思われます。築年数は容易にメンテナンス時期を把握する事が出来ますが、美観性は立地等お住まいによって異なります。今回はお住まいが汚く見えてしまう原因をご紹介していきたいと思います。
窯業系サイディングの美観性を損ねる原因
2階建ての窯業系サイディングで仕上げられているお住まいです。サイディングの色褪せも感じられますが、目地部分が際立って黒ずんでしまっていることが分かりますね。目地に充填されているシーリング材(コーキング材)の中には、【可塑剤】と呼ばれる成分が混合された種類があります。素材の柔軟性を維持し劣化を遅らせる為に含まれているのですが、経年につれ徐々に染み出してしまいベトベトとした表面になってしまいます。可塑剤にはたくさんの種類がありますが、TVやPC等の液晶ディスプレイ用フィルムや、プラスチック消しゴムにも使用されていたりと日常生活の中で普段使用しているものに含まれています。消しゴムがベトベトとしていたり、ビニールのブックカバー同士がくっついていたりするのは、可塑剤が染み出しているからです。
ブリード現象によるサイディングの黒ずみ
ベトベトになった表面に汚れが付着しやすいのは当然ですよね。埃を付着させ黒ずんでしまうのは、シーリング材の耐久性を高めていた可塑剤のせいなんです。可塑剤の影響はそれだけでなく、可塑剤や成分を表面に染み出させ周りの物質に移してしまいます。目地部分だけでなく外壁材にまで黒く変色が見られるお住まいはありませんか?ブリード現象と呼ばれますが、シーリング材に含まれた着色料や可塑剤が窯業系サイディングに移り黒ずみを拡大してしまっています。もちろんシーリング材の打替と外壁塗装を行う事で改善は出来ますが、クリアー塗装をご検討されているお住まいでは塗装後に目立たない程度の黒ずみなのかを確認しておきましょう。補修時には可塑剤が含まれていないノンブリードタイプのシーリング材を使用しましょう。
塗料の付着と塗膜の剥がれ
続いてはサイディングの塗膜です。左画像は「塗料の付着」です。恐らく補修時に塗料が飛び気づかぬままにされていたのでしょう。見栄えが悪くなりますが外壁材の保護には影響ありません。右画像は「塗膜の剥がれ」です。こちらは密着性が悪い・水分による塗膜の膨れ・衝突物による傷等で起こりやすい現象ですが、外壁材の塗膜保護がされていない場所です。水を吸い込みやすく汚れが付着しやすくなってしまうため、なるべく早めに補修を行いましょう。補修時には剥がせる部分をしっかりと剥がし、乾燥・プライマー塗布で下地処理を行ってからの塗り替えを行いましょう。
屋根が汚く見えるのは?
最後はスレート屋根材です。元々はグリーン色だったようですが、あちこちがオレンジ色に変色しています。塗膜が劣化したことによりカビや苔・藻が付着しやすい状態になっているためです。常に太陽光や雨水に晒され続ける屋根ですので経年劣化は避けられませんが、塗り替えで一気に改善することが可能です。外壁よりも塗膜が傷みやすい傾向にありますので、外壁塗料よりも耐久性・耐候性に優れたグレードの高い塗料(フッ素や無機)を使用するとメンテナンスサイクルを合わせやすくなります。塗り替え後は撥水性能も高まりますので、しばらく汚れや苔の付着が付着しない綺麗な状態を維持出来ます。
お住まいを汚く見せてしまう原因は様々ですが、多くの場合はシーリング材や塗膜の経年劣化です。その経年劣化によって汚れが付着しやすくなり、悪循環を引き起こします。一度塗装メンテナンスを行う事で、今まで悩んでいた「汚れが取れにくい」「見栄えが悪い」も一気に解決することが出来ます。
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