千葉市緑区にて外壁塗装前点検を承りました。安価でデザイン性に優れている為、多くのお住まいで使用されている窯業系サイディングですが、張り方により住宅の印象が大きく変わります。今回は鎧張り・下見板・横羽目と呼ばれる、下側から上に向かって張り重ねているラップサイディングという外壁材です。同じ外壁材ですが少し特徴が違いますので、よく見るサイディングとの違いとカラーシミュレーションで似合う色を見ていきましょう。
北欧風の鎧張りサイディングの特徴は?
このようなお住まいを見たことがありませんか?別荘地やサーファーズハウスにも多い外壁材ですが、ノルウェーの木造建築から用いられた北欧風のサイディングです。釘で留めた部分は新たに張り重ねるラップサイディングで隠れることで、仕上がりが非常に綺麗です。また、形や形状とは別に何かが違うと思いませんか?
こちらが良く使用されている窯業系サイディングです。タイル・レンガ・石柄・木目調など、使用するサイディングのデザインによって和洋風どちらにも仕上げることが可能です。本来のタイルやレンガを使用するよりも遥かに費用を抑えることが出来、塗り替えも可能ですので使い勝手が良い外壁材ですね。
パネルを住宅に合わせて張り付ける為、出来た目地と呼ばれる隙間をシーリング材で埋める必要があります。シーリング材は太陽光等の外的要因によってひび割れ・亀裂を起こし、雨水が入り込んでしまうため頻繁に補修を行う必要があります。
しかし鎧張りのサイディングは上に張り重ねるので目地が出来ません。もちろんサッシ周り等はコーキング材で塞いでいますが、傷みやすい目地が目立たないためスッキリとした仕上がりで劣化を感じさせにくいのが特徴です。
外壁にはサイディングの厚み分の段差が出来るので、強い陰影感・立体感があります。しかしこの段差によって雨水が当たらない部分が出来、汚れや埃が付着しやすい為、塗り替えで塗膜保護を行っていくと良いでしょう。
鎧張りサイディングの注意点としては、外壁の中間辺りが破損・腐食を起こしてしまった際の張替えが非常に大変という事です。上に重ねている為その部分だけの張替が出来ません。劣化や腐食で後々の補修費用が嵩まないようにメンテナンスを行っていきましょう。
カラーシミュレーション
では鎧張りの北欧風サイディングにはどのような色が似合うかをご紹介します。日本住宅というとホワイトやクリーム・ベージュ系のお住まいが多いですよね?洋風なサイディング外壁は幕板で区切りツートン、ベランダに違う色を使用してアクセントに、といったように様々な配色が可能です。鎧張りサイディングも基本的にはどのような色を使用しても問題ありませんが、西洋風なイメージが強い為、鮮やかな色がマッチします。
色の見え方を変えるのは色相(色)・明度(明るさ)・彩度(鮮やかさ)の三要素です。多くのお住まいは彩度が高いと色が浮き上がったように見えてしまいますが、鎧張りサイディングの場合は明るいイエロー・ピンク・ブルーでも非常に似合う貴重な仕上がりです。
ちなみに彩度を低くすると重厚感のあるお住まいに仕上がりますが、陰影がある外壁材だからこそ色々な表情を楽しめます。もちろんホワイトやクリーム系も落ち着いた印象に仕上がりますので、カラーシミュレーションで比較してみましょう。カラーシミュレーションはあくまで全体的なイメージを把握するものですので、実際に使用する色は見本板等でご確認をお願いいたします。
記事内に記載されている金額は2019年12月18日時点での費用となります。
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