船橋市で屋根外壁塗装工事を行った現場です。こちらのお住まいでは、付帯部に木材が使用されていました。
普段気にされたことはないかもしれませんが、構造部分にはもちろん、破風板・鼻隠し・軒天・ウッドデッキ等、住宅には多くの木材が使用されていることがあります。
意匠性・温かみのある家にしたい、・費用の削減等、目的は様々ですが至る所に取り入れられています。
しかし実は、木材は非常にメンテナンスが難しい素材です。塗装を行う際にはいくつか知っていてほしい事があります。
今回は木材の性質と、塗装方法をご紹介いたします。
木材とは?
金属やコンクリートと違い、木を切って加工する木材は、天然素材ならではの性質を持ちます。
まず木材は、加工されていようと呼吸をしています。これは空気中の湿気を吸い込んだり、乾燥した空気に水分を与える【調湿作用】を持ちます。
木を内装に取り入れることで、風合いだけでなく、快適な空間を得られるメリットがあります。ログハウスが好まれる理由の一つでもありますね。
しかし、塗装工事を行う際には非常に厄介な性質に変わります。
木材は先ほども説明したとおり呼吸をしています。湿度を含めば膨張、乾燥することで収縮を起こします。
これは塗装を行っても性質が消えることはありません。素材自体が形を変えてしまうため、塗膜はひび割れ・剥がれを起こしやすくなります。
塗装→塗膜の剥がれ→吸水→膨張・収縮→塗装・・・と早いサイクルで繰り返してしまいます。
木材の塗装メンテナンス
以上の問題から、塗膜保護をしっかりと行う事で、塗膜の剥がれ防止・木材の腐食防止に繋がる事が分かります。
ここからは塗装方法をご紹介です。
木材は傷んでしまうと、ささくれを起こしてしまいます。また付着している汚れ・埃を落とす為にも、ペーパー掛けで下地を綺麗に整えていきます。
水を吸い込みやすい木材は、塗料も多く吸い込んでしまいます。吸い込みが激しいと、何度塗っても色ムラを起こし綺麗に仕上がりません。
そこで目止めと密着性の向上の為に、木部用の下塗り塗料(日本ペイント:1液ファインウレタンU100木部用下塗)を塗っていきます。
木の節はパテ埋め等の下処理をすることで、綺麗に塗り替えることが出来ます。
乾燥後は、造膜系塗料で塗っていきます。木目を活かしたい場合は浸透系塗料を使用しますが、外壁のように気軽に塗装出来ない箇所は、高耐久の造膜系塗料で塗り替えることをお奨めいたします。
木部塗装の耐久性は?
塗装完了です。ここから10年は安心だ!ではないんです。どれほど腕の良い職人が施工したとしても、木材の性質上、塗膜は長持ちしません。
屋根や外壁の塗装が10年維持できたとしても、木材は3~5年程で剥がれてしまう可能性がありますが、適切でない塗装をした場合は数年も持ちません。
塗装メンテナンスを検討中の方は、素材の性質を理解した施工業者に依頼できるように見極めましょう。
施工や費用に関して、不安を感じていらっしゃる方は、お気軽に街の外壁塗装やさんへご相談ください。最適なメンテナンス方法をご説明させて頂きます。
記事内に記載されている金額は2019年12月18日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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