今回は印旛郡栄町安食にお住いのお客様よりご相談を頂きました。「昨年の台風による被害だと思うが瓦屋根の瓦が1枚だけズレてしまっているのを確認した。その他の部分も気になるので一度調査して頂きたい」とのことでしたのでまずは現地調査にお伺いし状況を確認します。
モニエル瓦のズレを確認
さっそくお客様のご自宅にお伺いし調査を行いますが調査にお伺いする際、私たち街の外壁塗装やさんでは新型コロナウイルス対策としてマスクを必ず着用するなどの対策を行い感染拡大防止に努めております。
さっそく屋根へ上がり瓦のズレを確認します。お客様の屋根はモニエル瓦が使用されておりました。そのモニエル瓦が1枚だけズレてしまっている状態でした。ズレた状態で止まっていましたので他への被害はありませんでした。瓦は1枚が重たいので風で飛散してしまったりズレて落ちてしまうと2次被害が発生してしまいます。
昨年の台風でも飛散した瓦が窓ガラスや1階屋根に当たり割ってしまうなどの被害が多発しましたので注意が必要です。
セメント瓦とモニエル瓦の違い
ここでモニエル瓦について少し紹介します。瓦で一番に思い浮かぶものとしてはと「いぶし瓦」や「釉薬瓦」などの粘土瓦(日本瓦や和瓦)ではないでしょうか。その他にも今回のお客様の屋根に使用されているモニエル瓦とセメント瓦があります。この2種類の瓦はセメントやコンクリートを成型し着色したから瓦になりますので粘土瓦とは性質が違います。どちらかというとスレート(コロニアルやカラーベスト)に近い性質です。
先ほど説明したようにセメント瓦とモニエル瓦はスレートに近い性質を持っていますのでメンテナンスとして塗装が必要となります。
また、モニエル瓦をスラリー層という特殊な着色層がありますので塗装する際は注意が必要です。その為、モニエル瓦とセメント瓦はしっかりと見分けなくてはなりません。遠目で見ても違いはわかりませんので調査時に屋根に上がり確認します。
左上の写真が今回のお客様の屋根でモニエル瓦になります。右上の写真は別のお客様の屋根になりますがこちらがセメント瓦です。
赤丸で囲ってある瓦の断面にモニエル瓦とセメント瓦を見分けるための違いがあります。モニエル瓦には断面に凹凸があります。セメント瓦には断面に凹凸がなくなめらかです。屋根の業者はモニエル瓦とセメント瓦の違いを主にここを見て判断します。
モニエル瓦のメンテナンスとして屋根塗装をご提案
モニエル瓦とセメント瓦の違いについてご紹介しました。この2種類の瓦は屋根塗装と棟瓦のメンテナンスが必要となります。棟瓦とは屋根と屋根の合わさる部分(頂上など)にある瓦のことです。※写真右下の赤丸部分
棟瓦のメンテナンス方法は土台として使用している漆喰の詰め直し工事か棟瓦取り直し工事になり、棟瓦のメンテナンスを怠ると台風や地震の際に崩れてしまう危険性もあります。
その他のメンテナンスとして屋根全体の塗装が必要となります。塗膜が劣化すると水を少しずつ吸収してしまうようになり、モニエル瓦自体が劣化してしまいます。それを防ぐためにも定期的な塗装が必要となります。
記事内に記載されている金額は2020年12月13日時点での費用となります。
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