まずは高圧洗浄機を使って屋根の汚れや苔などを落とし、綺麗な状態にします。屋根塗装だけでなく外壁塗装やベランダ、バルコニーのトップコート塗り替えなど、塗装を行う前には高圧洗浄で汚れを落とし、塗料の密着性を高めます。洗浄後は「
下塗り」という、屋根と塗料の密着を高めるシーラーを塗っていきます。このシーラーは接着剤のような役割を持っており、塗膜の耐久性に影響するので下塗りは欠かせない作業です。ちなみに、シーラーは日本ペイントのファイン浸透シーラーの透明を使用いたしました。
塗布したシーラーが乾燥したら、塗料を塗る「中塗り」「上塗り」という工程に入ります。使用した塗料は、日本ペイントの
ファインパーフェクトベストで、カラーはジェノバブラウンです。塗膜が劣化してしまう原因である紫外線のダメージを抑え、色あせを防ぎ綺麗な状態を保つのが特徴の屋根塗料です。中塗りとはシーラーの上に塗料を塗る工程、上塗りとは中塗りで塗った塗料が乾燥してからさらに重ね塗りする工程をいいます。塗料を重ねて塗ることで発色もよくなりますし、耐久性もアップするといった効果があります。
塗装後、棟板金とスレートの間に漆喰を詰めて波板スレート屋根の塗装が完了です。経年劣化で色あせて白っぽく見えてしまっていた屋根ですが、光沢感のある仕上がりになりました。
記事内に記載されている金額は2021年07月24日時点での費用となります。
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