雨樋がないと、屋根から流れた雨水が外壁にかかってしまい、外壁の劣化を早めてしまいます。さらに勢いよく屋根から雨水が打ち付けられることで地盤にも影響を与えてしまうため、雨樋の劣化は放置しないようにしましょう。
本日は雨樋をリフォームする方法や金額・工期の目安をご紹介します!
本日は雨樋をリフォームする方法や金額・工期の目安をご紹介します!
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雨樋の機能と重要性
雨樋は、雨水を効果的に排水するための重要な設備です。屋根から流れる雨水を収集し、地上または下水道に適切に誘導することで、建物の基礎や外壁の水害を防ぎます。
雨樋が適切に機能しない場合、雨水は建物の壁や基礎に直接流れ、水漏れや壁の劣化を引き起こす可能性があります。また、雨水の適切な排水がなされないと、建物周辺の土壌が浸食され、基礎に損傷を与える恐れもあります(>_<)
雨樋リフォームのタイミングと寿命
雨樋の寿命は一般的に約20年程度とされていますが、これは環境や使用状況によって異なります。
例えば、樹木の多い地域や、落ち葉が多く詰まりやすい場所では、定期的なメンテナンスが必要になります。また、強い風や雪の影響を受けやすい地域では、雨樋が破損しやすく、交換のタイミングが早まることもあります。
雨樋の交換時期の目安としては、ひび割れ、変形、劣化、ゆがみなどの兆候が見られた場合、または使い始めて20年以上経っているという場合に検討すべきです。
雨樋リフォームにかかる費用と日数
部分的な修理・交換工事の場合
雨樋の部分修理では、約3万円程度~が必要です。これは、小さなひび割れや穴を補修する場合の費用で、材料費と作業費が含まれます。
工期は数時間から1日程度で完了することが多いです。
全体的な交換工事の場合
雨樋全体の交換には、約10~60万円程度の費用がかかることが多いです。この大きな差は、足場の設置や交換する雨樋の量、材質によって左右されます。
足場の設置が必要な場合、特に2階建て以上の建物では、足場設置費用として追加で15~25万円が必要になることが一般的です。雨樋の材質によっても費用は変動し、ステンレス製や銅製の雨樋は、一般的な塩化ビニール製の雨樋に比べてコストが高くなります。
全体の交換を行う場合は、1~3日程度かかることが一般的です。足場の設置が必要な場合は、その設置に2~4日程度追加されることを想定しておく必要があります。
工事のスケジュールは、作業の前に業者と詳細な打ち合わせを行い、天候や他の工事の進行状況による影響を考慮して決定されます。また、材料の調達時間も工事期間に影響を与える要素の一つです。
火災保険の活用も可能
雨樋のリフォームや修理に関しては、特定の条件下で火災保険が適用される可能性があります。主に自然災害による損害がこの範囲に含まれます。
例えば、台風や大雪、強風などにより雨樋が破損した場合、これらは保険の適用範囲となることが多いです。重要なのは、保険契約時の細部に至るまでの条件を確認し、どのタイプの損害がカバーされるのかを理解することです。
雨樋の修理・交換工事の施工事例をご紹介
雨樋交換
こちらは破損した雨樋を部分的に交換した様子です。雨水がきちんと排水されないと、外壁の一部だけに雨水があたり、その部分の劣化が早まることがあります。
長期間放置すれば雨漏りを引き起こす原因となる事もあるので、破損している・歪んでいるという場合は部分交換・全体交換をしましょう。
雨樋塗装
写真:千葉県袖ヶ浦市での雨樋塗装
雨樋は塗装することで美観性が高まり、お住まいのアクセントカラーとしての働きもしてくれます。そして最も重要な点が、塗装によって雨樋の耐久性を高めることができるという点です。塗装によって紫外線や雨水への耐性が高まり、より長く雨樋を維持することができるようになります。
部分的な雨樋交換工事を行った事例
市川市で部分的な雨樋交換工事を行わせていただきました!
市川市にお住いのY様より、「建物の側面の雨樋が外れて大きくズレてしまっている」とのご相談をいただいたのが今回の工事のきっかけでした。
早速調査に伺ったところ、雨樋が1mほど奥にズレてしまっている様子が確認できました!
奥側に大きくずれてしまった分はみ出している状態です。このままですとバランスが悪いだけでなく、雨水が外壁に直撃したり、さらにずれて落ちてしまう…といった二次被害も考えられます(>_<)
今回は、部分的な雨樋交換工事を行わせていただくこととなりました!
2階部分の雨樋施工は、基本的に足場を仮設しての工事となります。また、部分的な工事ですので、施工範囲のみで足場を組むこととなりました!Y様のお住まいでは敷地の境界が狭小だったため、若干境界を越えて足場を組む必要がございました。施工前、隣家様にご挨拶に伺い、快くご協力いただくことができ無事に足場の仮設もできました。
これで雨樋交換工事の準備も整いました!
既存の軒雨樋と吊り金具を撤去後、樋吊り金具の取り付けを行いました!上の写真は、集水桝に向かって水が流れるように、水糸を張って勾配を付けるために一つ一つ設置していく様子です。
樋吊り金具を取り付けたら最後に雨樋本体の設置です。集水桝や継手、止まりといった接合部分は、水漏れが起きないようにしっかりと接合していきます。
無事に雨樋工事が完了しました!水を流して水流確認を行い、勾配に問題が無いことを確認しました。
お客様にも「これで一安心です」とのお言葉をいただくことができました!(^^)/
以上、雨樋のリフォーム方法のご紹介でした!私たち、街の外壁塗装やさんでは外壁塗装はもちろん雨樋交換、雨樋塗装、屋根工事やベランダ防水工事にも対応しております!調査・お見積りも無料で承っておりますので、雨樋に異常が見られる、塗装が色褪せてきたという方はお気軽にご相談ください!
記事内に記載されている金額は2024年03月06日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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