お住いの屋根にパミールが使用されている方は、屋根塗装ができないと知っていますでしょうか?パミールはスレートの一種ではありますが、塗装を行うことができない屋根材なのです。それを知らない業者、経験不足な業者の判断で塗装を提案されてしまうと、通常であれば信じてしまうかもしれません。そこで本記事ではパミールに塗装をしてはいけない理由を中心に解説していきたいと思います。
ニチハのパミールには塗装をしてはいけない理由
パミールはアスベストの健康問題が話題になった時期に開発されたノンアスベストのスレートです。ただ、それまで強度を保つ効果のあったアスベストを抜いたことで、屋根材としての耐用年数が大幅に減少しているという問題を抱えています。そのため、通常のスレートと同じく塗装をしてもメンテナンスの意味がなく、必ず剥離などの劣化症状が発生します。それに気づかないままだと雨漏りが生じてしまう恐れもありますので、必ず別の対策を取る必要があります。
また、パミールにはもう一つ心配な点があります。それは「釘の腐食」です。ニチハではパミールの固定用のラスパート釘に「耐食性表面処理」を施していますが、一部めっき層不足の釘が混入していることが発表されています。被膜の薄い釘は通常よりも錆や腐食を起こしやすくなります。実際には屋根材の落下被害が報告されており、パミール屋根材を使用している方は早急に点検・補修を行う必要があります。
パミールは層間剥離があるため、塗装での補修はできません。街の外壁塗装やさんでは、塗装以外のメンテナンス方法を提案しています。しかし、経験の浅い塗装業者や悪徳業者は見極めずにパミールに塗装を勧めることがあるため、注意が必要です。
もしご不安な場合には、複数の業者に判断をしてもらえるよう相見積もりを取ってみることもご検討ください!
君津市南子安でパミールを点検
君津市南子安で「屋根に塗装ができないニチハのパミールが使用されている」とのご相談を頂き、早速調査にお伺いさせていただきました。パミールは特徴的な剥離が見られます。写真のように断面を見てみると何層にも分かれて剥離していますが、このミルフィーユ層のような特徴的な症状がパミールです。これは以前の塗装効果が薄れて雨水が浸透することで発生するという訳ではなく、お手入れを続けていても必ず経年劣化によって現れてしまいます。
記事内に記載されている金額は2023年07月12日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。