屋根塗装には工程それぞれに気を付けるべき点がありますが、中でも全体を通して仕上がりを左右するのが塗料の乾燥時間です。乾燥時間を守らないとどこまで仕上がりに影響をするのでしょうか。また、実際の乾燥時間はどれほどのものなのでしょうか。この記事では屋根塗装の「乾燥時間」に注目してポイントを解説いたします。
乾燥時間が仕上がりを左右します
屋根塗装には塗料の乾燥時間が非常に重要です。屋根塗装では、下塗り、中塗り、上塗りという3つの工程で塗料を重ね塗りしていきますが、これらの工程で塗料を十分に乾燥させないと、耐用年数が短くなってしまう可能性があります。
具体的な乾燥時間は塗料の種類や気候条件によって異なりますが、一般的には下塗りを終えてから中塗りを開始するまでに数時間から半日程度、中塗りを終えてから上塗りを開始するまでにも同様の時間が必要です。メーカーによって推奨している乾燥時間は異なるのですが、おおよそ3時間以上といったところになるようです。
これらの乾燥時間を守ることで、見た目の仕上がりや塗料の性能、耐用年数が向上します。
次の工程まで時間を空け過ぎないことも重要!
また、塗料の乾燥時間だけでなく、次の重ね塗りまでの期間も重要です。一部の塗料では、重ね塗りまでの期間が指定されており、これを守ることで塗料の性能を最大限に引き出すことができます。ただ乾燥時間が長ければ良いという訳ではなく、適切な時間で次の工程に行かなければ埃やゴミが塗膜に付着し、後に塗る塗料が定着しにくくなってしまうのです。
屋根塗装においては、塗料の乾燥時間以外にも希釈率や配合率といった管理が必要になる場面もあります。さらに乾燥時間を決める上では、天候や湿度などの気候条件も考慮しなければなりません。そのため、信頼できる業者の技術や知識が重要です。
乾燥時間が守られなかった時の症状
塗装の乾燥時間を守らないと、さまざまな不具合が発生する可能性があります。乾燥時間は、塗料が完全に乾くまでの時間を指し、この時間を守ることで塗膜が適切に形成され、耐久性や美観を保つことができます。乾燥時間を守らない場合、まず最初に起こり得る症状は、塗膜の艶がなくなったり、色褪せが見られることです。
また、耐用年数の半分程度しか経過していないのに水切れが悪くなったり、汚れやすくなったりすることもあります。さらに、塗膜にひび割れや剥がれが出てくることもあります。
これらの症状は、経年による劣化でも起こる可能性がありますが、乾燥時間の不足によるものも考えられます。乾燥時間を守らなかった場合、塗料の性能や耐久性が発揮されず、塗装の効果が長続きしないことがある為です。
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真は市川市高石神で確認できたスレート塗膜の膨れ症状です。膨れも乾燥時間が不十分な場合に発生が考えられる症状の一つです。乾燥しきっていなかった水分が気化して外側の塗膜を押し上げ、膨らんだようになってしまうのです。
乾燥時間を守らなかった場合、数年後になって初めてその不具合が現れることもあります。お客様にご満足いただくためにも、しっかりと乾燥時間を守って作業する業者を選ぶことが大切です。必要であれば相見積もりを取り、業者ごとの対応を比較するのも有効的な手です。
私たち街の外壁塗装やさんでは、相見積もりでも大歓迎です。お見積もりの作成までは無料で承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。屋根塗装の参考費用としては、税込415,800円~(シリコン塗料での塗り替えの場合)となっております。
記事内に記載されている金額は2023年09月06日時点での費用となります。
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