SGL鋼板はガルバリウム鋼板を改良しためっき鋼板であり、軽量性・耐久性・耐腐食性に非常に優れている素材です(#^^#)特に、錆への耐性はガルバリウム鋼板より3倍も優れていると言われています!
今回は、SGL鋼板の特徴やガルバリウム鋼板との違いと併せて、SGLを使用した施工事例までご紹介させて頂きます(^^)/
SGL鋼板とは
SGLとガルバリウム鋼板の違い
冒頭でお伝え致しました通り、SGL鋼板はガルバリウム鋼板を改良した金属素材です。まずは、「SGL鋼板」とその前身である「ガルバリウム鋼板」の違いからご説明させて頂きます(^^)/
ガルバリウム鋼板とは
ガルバリウム鋼板は屋根・外壁材に多く使用されているイメージが強いですが、実は電化製品など日常生活に近い場所で幅広く使用されている金属素材です(#^^#)
また、比較的新しい素材と思われがちですが、製品化されたのは約30年前になりますので意外と長い歴史も持っています。
一昔前、金属素材と言えば亜鉛100%のめっきが施された「トタン」が主流でしたが、「亜鉛」の他に「アルニウム」と「シリコン」によるめっきが施される事によってトタンよりも錆に強く耐久性の長いガルバリウム鋼板が誕生しました。トタンの耐用年数は10~20年程度ですが、ガルバリウム鋼板は20~30年の耐用年数を誇りますのでその差は圧倒的です(^^♪
その為、現在ではトタンに変わってガルバリウム鋼板が金属素材の主流となっています!
ガルバリウム鋼板の改良品「SGL鋼板」|ガルバリウム鋼板との違いとは?
現在、「ガルバリウム鋼板」は金属素材の代表とも言える存在ですが、それをさらに改良させたのが「SGL鋼板(エスジーエル鋼板)」です!
具体的には、ガルバリウム鋼板のめっき組成に2%のマグネシウム(Mg)が追加されています。
「たった2%…?」と思われる方も多いと思いますが、含有されたマグネシウムの効果によってSGL鋼板はガルバリウム鋼板の約3倍の耐食性を実現し、特に腐食が起こりやすい切断端部や傷部の耐食性は著しく向上しています!
将来的に金属屋根材・外壁材の主流となる「SGL鋼板」
ガルバリウム鋼板と比較したSGL鋼板の耐久性・耐錆性の向上は、屋根材メーカーの保証にも現れています。
SGL鋼板が使用された屋根材であるIG工業「スーパーガルテクト」の場合、従来のガルバリウム鋼板屋根材の保証範囲が沿岸から5000m以上である一方で、スーパーガルテクトは沿岸から500m以上と保証範囲が10倍に拡大しています。
潮風に対する強さ、錆びにくさにメーカーが絶対の信頼を置いていることが分かります(#^^#)
耐久性・耐錆性が元々優れていたガルバリウム鋼板ですが、それと比較して3倍も錆びに強いSGL鋼板は今後金属屋根材・外壁材の主流になっていくと予想されます!
SGL鋼板を使用した施工事例をご紹介!
続いて、SGL鋼板を使用した施工の様子をご紹介致します!
SGL鋼板屋根材を使用したカバー工法
写真は、松戸市幸田にあるお住まいにて施工させて頂いたSGL鋼板「スーパーガルテクト」を使用した屋根カバー工事の様子です。
屋根カバー工法は既存の劣化が進行している屋根材の上に新しい防水紙・屋根材を設置していく屋根リフォーム方法です。
既存の屋根材をほぼ廃棄する必要が無い為、廃棄コストの削減や工期が短縮できることがメリットです!
一方、既存の屋根材の重さに加え、被せられた新規屋根材の重量も加わる事に注意が必要です(>_<)
屋根の重量増加は、地震発生時のお住まいの揺れの大きさに関係します。カバー工法による耐震性への影響は少ないというデータもありますが、それでも大きな地震の多い日本国内では心配される方も多くいらっしゃいます。
SGL鋼板は耐久性・耐錆性に優れる上に屋根材の中でも最軽量です!
カバー工法の影響による耐震性・お住まいの構造部への負担も最小限に抑えてくれる、屋根カバー工法に適している屋根材と言えます(^^)/
写真の様にSGL鋼板屋根材「スーパーガルテクト」を使用した屋根カバー工法が完了致しました。
SGL鋼板を使用した屋根葺き替え工事
ご自宅の瓦屋根の漆喰が剥がれている事を発見されたK様より、現地調査のご依頼・ご相談を頂きました。
瓦屋根に上り調査をさせて頂きますと、鬼瓦周辺の漆喰が劣化によって剥がれている状態でした(>_<)冠瓦は漆喰だけでは無く銅線によっても固定されている為、すぐに落下してしまう危険は少ないです。
しかし、固定力は低下している上に隙間から雨水が浸水してしまいますので、将来的に瓦の落下や雨漏りを引き起こしてしまうリスクは大きいです(;_;)
ご相談を頂く中で、以前から軽量な金属屋根材に葺き替えを検討しているとお伺いいたしました。
その為、金属屋根材を使用した屋根葺き替え工事をご提案させて頂き、工事のご要望を頂きました。
屋根葺き替え工事は既存の屋根材・下地材の撤去を行い、新たな屋根に造り変えるリフォーム方法です!まずは既存の瓦・防水紙を全て撤去し、露出した野地板に増し張りを行って補強していきます(#^^#)
野地板を補強・交換できるのはこのタイミングしかない為、屋根葺き替え工事の大きなメリットと言えます!
防水紙の敷設が完了すれば、屋根材の敷設・雪止めの設置を進めていきます。
SGL鋼板屋根材「スーパーガルテクト」を使用させて頂き、お色はSシェイドブラウンをお選びいただきました。
スーパーガルテクトは表面がツルツルとしていて、落雪が発生しやすい特徴もあります。
その為、屋根材の敷設と併せて雪止めを設置されることがおすすめです(^^)/
最後に棟板金を設置すれば、SGL鋼板屋根材を使用した屋根葺き替え工事が完了です!漆喰の問題はもちろん、地震に強い屋根となったことでお客様に大変ご満足いただけました(#^^#)
今回の様に、耐震性を気にされて瓦屋根から金属屋根に葺き替えられるお客様も増えています。
瓦屋根の耐震性にご不安を抱えられている方がおられましたら、ぜひお気軽にご相談下さい!
SGL鋼板による屋根カバー工法も街の外壁塗装やさんにお任せください!
ご紹介させて頂きました通り、ガルバリウム鋼板を改良したSGL鋼板は、軽量でありながら高い耐久性を備えています(#^^#)特に耐腐食性はガルバリウム鋼板の3倍と言われており、非常に優れた金属素材です!
また、その軽量性から屋根カバー工法による耐震性の低下を最小限に抑える事出来ますので、SGL鋼板は屋根カバー工法に非常に適している屋根材と言えます(^^)/
私達、街の外壁塗装やさんはSGL鋼板を使用した施工実績も豊富にございますので、ご興味をお持ちの方がおられましたらお気軽にご相談下さい。
また、専門スタッフによる点検からお見積りの作成まで無料にて実施させて頂きますのでどうぞご安心ください!
記事内に記載されている金額は2024年03月19日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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