鹿嶋市の補修工事現場の様子です。
爆弾低気圧による突風の影響で、屋根を抑えている棟板金が飛散してしまいました。
棟板の下に設置してある貫板(ぬきいた)が劣化し、ふわふわと腐食しかかっていると、棟板を止める釘が抜けやすくなってしまいます。
今回の現場は、まさに貫板の劣化によって引き起こされていました。
古い棟板、貫板すべてを撤去して新しいものに交換し、強風や突風に負けない屋根にします。
まず古い棟板金と貫板を撤去させて、新しいものに交換していきます。
貫板とは幅90mm、高さ15mm程度の細長い建築材の総称です。
このような材木を棟に沿って設置します。
貫板があることで、棟板金がしっかりと屋根に固定されます。
貫板の上から棟板金を設置していきます。
棟板金は貫板の側面から釘で打ち付けて固定するので簡単には外れないようになっています。
屋根の頂点に棟板金を設置することで屋根瓦が浮いてしまったり剥離するのを防ぎます。
棟板金の交換が完了しました。
貫板ごと新しくしたので強風や突風に負けない屋根になったことでしょう。
続いて、外壁のシーリング剤の打ち替えです。
シーリング剤を外壁の目地に埋め込み、外壁を伝う雨水が内部に浸入するのを防ぎます。
劣化するとシーリングが剥がれてきて防水力が低下するので交換していきます。
まず、古いシーリング剤を撤去していきます。
目地にカッターで切れ込みを入れると剥がしやすくなります。
マスキングテープで養生したあとプライマーを塗っていきます。
シーリング剤自体にはなにかにくっつくという接着能力がないため、プライマーを接着剤代わりにしていきます。
プライマーを塗ったところにシーリング剤を打ち込んでいきます。
隙間が生まれるとそこから水が侵入してしまうので、しっかりと密着させて打ち込みます。
その後、専用のヘラで平らに均して完了です。
外壁とシーリングの色が違いますが、外壁をこのあと塗っていくので色の違いはわからなくなるでしょう。
サッシ周りは撤去せずに古いシーリングの上から打ち増ししていきました。
記事内に記載されている金額は2020年06月01日時点での費用となります。
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