土浦市で台風被害にあった住宅の補修の依頼がありました。
昨年の大型台風の影響でコロニアル屋根が飛んでいってしまいました。
屋根の下に敷いてある野地板(のじいた)も飛んでしまって、屋根裏の断熱材が丸見えになっています。
屋根があることで雨漏りを予防しているので、しっかりと補修していきます。
こちらは棟の様子です。
金属製の棟板が強風に煽られたのかふき飛んで外れてしまっているのがわかります。
棟板を支える貫板(ぬきいた)が腐って柔らかくなってしまっていると、棟をとめる釘が抜けやすくなってしまいます。
棟板は屋根のてっぺんで屋根瓦を押さえています。棟が外れてしまうと、屋根が浮いてしまったりとトラブルが起きるので、補修が必要になっていきます。
まず、破損したコロニアル屋根と野地板を撤去していきます。
屋根に登っての作業になるので、安全に気を配りながら撤去をしていきます。
撤去した場所に野地板を貼っていきます。
この野地板は屋根の基盤となるもので、約10mm程度の厚みを持っています。
この上に防水シートや屋根を貼っていくため、塗装などは行わず、白木のままです。
野地板が設置し終えたら、防水シートを貼っていきます。
アスファルトルーフィングという片面に粘着質を持った防水シートを使っています。
変質アスファルトとゴムを混ぜて作られた防水シートで、釘を打って止めてもその弾性によって穴が塞がり、屋根裏に雨水が染み込まないようになっています。
破損してしまったコロニアル屋根の代わりに新しい瓦を葺いていきます。
今回の屋根はコロニアル屋根と呼ばれる軽量スレート瓦でした。従来の和瓦よりも安価で軽いため、近年普及しはじめたものになります。
しかし、厚みが約5mm程度と薄いため、簡単に破損してしまいます。
紫外線による劣化もしてしまうため、葺いてから10年ごとにメンテナンスが必要とも言われています。
続いて棟の取り替えです。
棟を支える貫板が傷んでいたので、すべて撤去したあと新しい貫板を設置します。
貫板は幅90mm、高さ15mm程度の木材の総称で、棟以外にも壁の筋交いにも使用されています。
屋根の頂点部分に沿って設置し、はずれないように釘で止めていきます。
棟板金を取り付けました。
貫板を覆うように設置したあと、釘で止めていきました。
記事内に記載されている金額は2020年06月01日時点での費用となります。
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