5寸勾配屋根の少なめの雪止め
仙台市泉区で、雪止めの増設を行いました。
仙台は東北の中でもわりと雪の少ないところではありますが、ひと冬に20~30センチ程の積雪が数回はあります。
今回のお客様宅では、屋根が横葺き金属で5寸勾配のきつめの傾斜にもかかわらず、雪止めが65センチ間隔で1列ついているだけと初めから少なめについておりました。
本来は45センチ間隔位で2列くらいはついているべきところですが、新築時から少なめに設置されておりました。
ご近所を見回してみると、きちんと設置されているところが多いのですが、数件程同じタイプの住宅で雪止めもやはり同じ間隔でついているところがありました。
65センチ間隔で1列の雪止め
少なめの雪止めコーナー部
今回は、外壁屋根の全塗装の依頼を頂いたお客様で、軒樋が割れたり、外れたりしていて、雨が降ると雨樋の体をなしていないというお話があり、点検して見たところ確かに一部は完全に割れていたり、大きく歪んでいるところ、支持具が曲がっているところが複数個所見受けられました。
冬に屋根に積もった雪が雪止めが少ない分勢いよく滑り落ちて、軒樋に大きな負担が掛かってしまい損傷したと思われます。
これは、自然災害の雪害に該当すると思われ、施主様がご加入の火災保険に、軒樋全交換の工事見積を添付して申請したところ、全額認められ、軒樋もすべて交換することになりました。
屋根の勾配も5寸ときつめということもあり、実際積もった雪が勢いよく落ちると非常に危険です。
また屋根を塗装すると、一層すべりが良くなるので、なおさら危険が増してしまいます。
下に人がいたらけがをしたり、大変なことになってしまうこともあるので、今回雪止めを1列ずつ増設することにしました。
雪止め増設作業
今回は既存の雪止めはそのままにして、上部に1列ずつ等間隔で90個程設置いたしました。
雪止めを等間隔で設置していきます
1列目と間隔をずらして設置します
全ての屋根の雪止めを1列ずつ創設しました
下屋(1階屋根)大屋根(2階屋根)すべての雪止めを1列ずつ増設いたしました。
増設した雪止め
2列に増設した雪止め東側
2列に増設した雪止め北側
2列に増設した雪止め北側
北側玄関付近は、3列多めに増設しました
仙台はまだ雪が少ないほうではありますが、軒樋がこのように雪害と思われる損傷をしているお家はけっこうあります。
ご加入の火災保険を使い有効に修繕できることは意外にありますので、まずはご相談ください。
記事内に記載されている金額は2019年10月11日時点での費用となります。
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