また、とくに著しい劣化症状が見られたのは、目地に充填しているコーキングです。
全体に肉やせが見られたほか、外壁との剥離が生じている部分も複数確認できました。
コーキングの剥離のように、雨水を内部へ招き入れるおそれのある症状は、非常にリスクが高く、建物の寿命にも影響する可能性があるので、早急に打ち替えを行う必要があります。
コーキングの仕上がりとして、あまりきれいとはいえない部分も見られます。
その他にも、目地からはみ出していたり、あるいは白く変色していたりするような症状も見られました。
外壁のコーキングは、雨水から建物を守る重要な役割を担っていますが、この防水機能も多くの部分で衰えている様子が伺えます。
軒天には、カビが発生している部分が確認できます。
日の当たりにくい軒天は、湿気がこもりやすく、カビが繁殖する条件が整いやすい場所でもあるので注意が必要です。
このような部分でも、防カビ性のある塗料を使ってメンテナンスを行っていくことで、きれいな状態を保つことが可能となります。
屋根は、金属屋根となりますが、全体に色ムラが見られ、端部など、部分的に塗膜の剥がれが生じています。
金属屋根は、傷が付いたり、あるいは劣化が進んでサビが生じたりすると、どんどん悪化してしまうおそれがあるので、状況に応じたメンテナンスが必要です。
なお、大屋根の状況については、足場を設置した段階で改めてご紹介いたします。
今回の現場調査により、外壁や屋根、そしてコーキングなど、多くの部分に劣化症状を確認できました。
現場調査の結果をもとに、必要なメンテナンスを実施していきたいと思います。
この工事の詳しい内容は、今後のブログでご紹介いたしますので、続けてチェックしていただけると幸いです。
記事内に記載されている金額は2023年08月05日時点での費用となります。
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