現場調査の際、ベランダ防水は、表面塗装のトップコートや排水ドレン周辺に劣化が見られたほか、簡易的な補修部分の機能が低下している様子などが確認できました。
これらを適切に補修したうえで、トップコートを塗装していきます。
簡易的な補修があった場所に、防水性の高いブチルテープを貼り、漏水をシャットアウトします。
その上に、プライマーを塗布してガラスシートを貼り付けます。
さらに、ガラスシートに樹脂を染み込ませて固め、表面を整えます。
最後に、ベランダ床の全面に対し、トップコートを塗布して完成となります。
ベランダ防水は、トップコートを塗り替えるだけでも、その下にある防水層の長持ちにつながります。
劣化の影響が防水層まで及ぶ前に、定期的なトップコートの塗り替えメンテナンスを実施していくこともポイントです。
今回使用している塗料は、セルフクリーニング機能を備えているので、汚れなどが付着しても、雨で自然に流れ、美しい状態を長く維持できるようになります。
とくに凹凸が多く、汚れが付きやすいデザインの外壁には、おすすめの塗料です。
劣化が進み、全体的に古びた印象があった建物も、塗り替え後には、明るく、爽やかな雰囲気が溢れています。
ALC外壁のデザインともマッチして、スッキリとしたモダンな仕上がりとなりました。
記事内に記載されている金額は2023年07月05日時点での費用となります。
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