サイディングの表面塗装は、防水機能を担っているので、これが著しく劣化すると本体が吸水するようになり、凍結と融解を繰り返すことで破損することがあります。
サイディングに破損が生じると、ダメージの範囲はさらに拡大するばかりか、下地にまで影響を及ぼしかねません。
また、著しい破損は、塗り替えだけでダメージを回復させることは難しくなるので、張り替えによるメンテナンスが必要となります。
今回も、塗装工事だけでは補うことが難しい箇所について、部分張り替えによる補修を行っていきます。
傷みの激しいサイディングを取り外し、新しいものと張り替えています。
まったく同じデザインのサイディング材はなかったので、近い柄のものを選んで施工していますが、上から塗装を行った後には、違和感なく一体化します。
出隅役物も同様に取り換えが完了しています。
コーキングが著しく劣化すると、雨水を内部に侵入させる原因となり、サイディング本体や下地を傷めることにつながります。
また、これを放置すると、雨漏りを引き起こす恐れもあることは、注意が必要です。
今回も、傷んでいるコーキングを取り除き、新たなコーキング材を打ち直すメンテナンスを行っていきます。
目地の両サイドにマスキングテープを貼り、内部にプライマーを塗布します。
プライマーが乾いたことを確認して新たなコーキング材を充填します。
ヘラで充填したコーキングを押さえ、表面を整えます。
この後は、マスキングテープを取り除き、硬化したら打ち替えの完成となります。
サイディングの部分補修やコーキング打ち替えが完了したら、いよいよ塗装工程となります。
なお、この塗装工程については、次回からのブログにてご紹介したいと思います。
記事内に記載されている金額は2024年01月19日時点での費用となります。
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